はじめに
GWに輪行(鉄道×自転車)で、東京へ行ってきました。
目的は自主制作漫画誌展示即売会コミティアです。東京駅までは折り畳み自転車を鉄道で運んで、東京駅前で自転車を組み立てて、行動を開始しました。
自転車でコミティアの会場である東京ビッグサイトまで行き、そこから荒川サイクリングロードをひた走って北上しました。
ちなみに群馬県渋川市から東京湾までほとんどサイクリングロードを使って走ることができます(※途中、工事中や迂回路に迷い一般道を走ることになりましたが)。
東京駅にはお昼頃到着しました。
東京駅は人は多かったですが、5月5日の帰省ラッシュの割には、思ったほどではなかったです。
東京ビッグサイトに自転車でやってきました!
途中銀座あたりで歩行者天国に入りましたが、自転車は押せば歩行者扱いになります。とても自由な乗り物だということを実感しました。
またロードバイクなどと違って、小径車だと歩行者にプレッシャーや恐怖を与えないのも良いところです。車輪が回ると少し「シャアア」と音がするのも、歩行者に「後ろに自転車が来てる」と思ってもらえるので良いです。静かすぎる自転車だとこうはいきません。
東京ビッグサイト内のコインロッカー。Suicaで支払うこともできます。このコインロッカーにブロンプトン(折り畳み自転車)が入るのか半信半疑だったのですが…。
見事に入りました! ピッタリです!
このブロンプトン専用輪行バッグ「ころが〜る」は、車輪がついているので、スーツケースのように転がして移動させることが可能です。
輪行こそが最も自由な移動手段だと思いました。
コミティアで購入した冊子がこちら。
コミティアは作者と直にお話ができる貴重な機会です。商品だけならネットで簡単に購入できますが、創作者の方に会いに行けるのがコミティアの大きな目的でありメリットだと思っています。
荒川サイクリングロード
コミティアの会場である東京ビッグサイトを15時過ぎに出て、そこから荒川サイクリングロードのスタート地点へ行くことにしました。
ネットだと明確なスタート地点の情報が見つからなかったので、とりあえず荒川の河口を目指しました。
荒川河口沿いにある夢の島緑道公園へ行きました。ここがスタート地点だと思ったのですが、サイクリングロードはまだ南に伸びていました。
新木場緑道公園。さらに南へ行けそうです。
新木場緑道公園の端にある「いかりデッキ」。
ここからディズニーランドが見えるらしいです。左の対岸にホテルと緑が見えたので、多分それがそうなんだと思います。
道路をさらに南下すると、若洲海浜公園に辿り着きました。サイクリングロードのスタート地点の表示も無いし、どうみてもスタート地点には思えなかったのですが、これより先は行き止まりだったので、ここをスタート地点にしました。後はひたすら北上するだけです。
荒川の左側(西岸)を走ります。しかしコースが途中で曲がっていて、元の場所に戻らされる周回コースとなっていました。
今度は荒川の右側(東岸)へ行きました。そしたらようやく探していた「荒川サイクリングロード」に辿り着きました。これで一安心です。
多くの人が自転車やジョギング、ウォーキングを楽しんでいました。自転車はロードバイクよりもママチャリの方が多かった印象です。スポーツとしてではなく、移動手段として利用している方が多いようすでした。チャイルドシート付きの自転車も多かったです。男性のチャイルドシート自転車も割と見かけました。
このサイクリングロードも、大きな橋を境になぜか途中で終わってしまいました。もしかしたらその橋を渡って、左側(西岸)に行けばサイクリングロードが続いたのかもしれません。そのことに気付いたのは、東岸沿いの車道をしばらく走り続けてからのことでした。そして橋を渡って西岸に移動したら、やはりサイクリングロードが続いていました。荒川は川の幅が日本で一番広いということもあり、対岸のようすを確認するのがなかなか難しいので、このトリックには引っかかってしまいそうですね。
日没後は人通りも少なくなりました。この時間帯に出没するのは、学校や部活帰りの学生さんや、ジョギングする人、サイクリストといった感じでした。
夕暮れ時にジョギングする人に限って、ライトも反射素材も付けず、なぜか黒っぽい服装の人が多かったです。
荒川サイクリングロード沿いは、グラウンドになっている場所も多いので、野宿適地だと思うのですが、テントは全然見かけませんでした。たまたま綺麗な夕陽を写した上画像の左に偶然テントが写っていますが、これはレアケースだと思います。
外灯がなく、夜は人通りも少なく静かになるから、野宿する方がもっと多いと思っていたけど、これは意外でした。
夜も更けてゆくと明かりの乏しいサイクリングロードは寂しさを感じさせます。上画像のような明かりが見える場所はごく限られています。大抵は自分の自転車ライトの明かりしかないです。
荒川サイクリングロードも、埼玉県に入ると田園風景が増え、人にはめったに出会わなくなります。
またサイクリングロード沿いは、自販機もほとんど見つかりません。たまたま迂回路を走行中にコンビニを見つけて、そこでドリンクを購入しました。特に夏場はドリンクのストックを多めに持っていくことをおすすめします。
15時過ぎから移動を開始して、22時過ぎまで荒川サイクリングロードを走りましたが、21時以降はほとんど利用者はいなかったです。
おわりに
ひた〜すら長い荒川サイクリングロード。都会のすぐ側を走っているのに、静かで緑も多くマイペースに走れるので良いですね。この荒川サイクリングロードと利根川サイクリングロードを合わせれば、郡馬ー東京間を自転車で移動することが可能になりますが、さすがに1日で走るのは体力的にも精神的にも厳しいです。もし今度また走る機会があったなら、テントを用意して、野宿×輪行でじっくり首都圏旅行を楽しみたいと思いました。