チキントラクター制作

はじめに

現在、山林内の鶏小屋でニワトリを飼育しています。

ニワトリは雑草をよく食べたり、地面を足で掘ったりするので、防獣ネットで囲った放牧スペースにはもう雑草がほとんどありません。

しかし、鶏小屋を離れると山林中には雑草が沢山生えています。電動草刈機で少しずつ雑草を刈っていますが、折角ニワトリを飼っているのだから、ニワトリにも仕事をさせようと考えました。

ただの放し飼いだと、野生動物に襲われるリスクがあります。そこで考えたのが、ニワトリをシェルターに入れた状態で放し飼いにする「チキントラクター」です。


チキントラクターとは

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移動可能な床のない鶏小屋のこと。移動を簡単にするために、車輪が付いている場合もあります。
安全なシェルターの中で鶏を放し飼いにでき、雑草を食べさせることができます。一般的なチキントラクターは、1人で移動させることができる軽量のAフレーム(三角形型)です。



チキントラクター制作

今回は、今までのDIYで余ったありあわせの資材を使って作りました。
まずは、3×4cmの角材で枠を作ります。

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大体90cm四方の木枠です。





続いて網です。

防獣フェンスの金網を使いました。金切りバサミで簡単にカットできます。

適当なサイズに切ったら端をタッカー(巨大ホチキス)で打ち留めました。

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防獣フェンスだけではなく、防獣ネットも使用しました。特に使い分けをしたわけではなく、ありあわせの材料で作ったためです。

このネットもタッカーで打ち留めます。

鶏を中に入れるため、床はネットを張っていません。

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90cm四方のサイズは、ニワトリ一羽ならちょうど良いですが、数羽入れるとなると窮屈そうですね。とはいえこれ以上大きいサイズは、車輪でも付けない限り持ち運ぶのが大変です。手で運ぶならこのくらいのサイズが手頃ですね。

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下画像がチキントラクター を設置してしばらく経過した状態です。1時間は放置していたと思います。もう少し綺麗に雑草を食べてくれると思ったのですが、食べるというより、足で踏みつける方が多かったようです。

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チキントラクターにニワトリを入れたまま放置すると、熱中症が心配だったので、水桶も用意しました。ニワトリが水桶をよく倒すので、今後設置方法を工夫したいと思いました。

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まとめ

木枠で四角形を作り、金網やフェンスを張っただけのシンプルなチキントラクター。今後は、雨対策や熱中症対策(ニワトリは暑さに弱い)などの工夫が必要だと感じました。

肝心の雑草に関しては、1時間くらいでは全然綺麗にならないことが分かりました。しかしそれでも、気に入った雑草の葉っぱは食べてくれているし、手付かずの草の茂みと比べたら、一目瞭然の耕し具合です。

今後は暑さも増すし、突然の豪雨も考えられるので、留守時には使えなさそうです。ただ在宅時で数時間放置するくらいなら使用できそうに感じました。


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