小屋暮らし半年間を生き延びて

※ブログタイトルを変更しました。


2020年の10月1日(正確には9月30日の夜)から、セルフビルドの山小屋暮らしを開始して、今日は2021年の4月30日。つまり半年間が経過した。


半年間が経過してみて思ったことは、3ヶ月経過した時とあまり感想は変わらない。
しかも最初の3ヶ月間は冬真っ盛りの極寒暮らしだったので、そちらの方が厳しかった。
つまり何が言いたいかというと小屋暮らしが3ヶ月できれば、6ヶ月生き延びるのも大したことではない。むしろ最初の3ヶ月の方が難易度が高いくらいだ。

これまでの半年間の小屋暮らしでもっとも厳しかったことは、寒さ…ではなく凍結!

水道の凍結。
さらに言えば凍結による備品の破壊だ。
凍結で壊れたものは元には戻らない。
水道管本体は無事だったものの、水道蛇口、シャワーノズル、シャワー本体、屋外シンクの蛇口。
全て一冬の凍結で破壊された。金銭的にも苦しいが、何より精神的に苦しんだ。



北関東の標高650mの山小屋暮らしだからかもしれない。
もっと温暖な地域で小屋暮らしを開始していたら、こんな苦しさは味合わなかったのかもしれない。
だが、この凍結のダメージと引き換えに、山の麓でほとんど車も通らない所で、静かな山小屋暮らしを送ることができている。
等価交換と思えば我慢できる。

10月からの半年間は、ずっと灯油ファンヒーターに頼りっぱなしだった。
自分の暮らしている山小屋は、電気・水道・プロパンガス給湯器・光回線・エアコンとインフラ設備を整えてから引っ越しをしたので、インフラ設備で困ったことは特になかった。
ただ真冬の寒い時期はさすがに室内にもシンクが欲しいと感じた。
今現在は屋外にだけシンクなどの水回り設備が整えられている。
真冬の夜に歯を磨くために外に出るのは苦痛だった。
重い腰を持ち上げて外に出たらまだ夜の8時なのに、すでに水道が凍っていたこともあった。




山小屋での孤独感はどうかというと、これはそれほど苦痛ではなかった。
ニワトリを飼い始めたことが良かったんだと思う。
12月の下旬に、生後5ヶ月の初雛を長野県の安曇野市まで買い付けに行ったのだ。
鳥インフルエンザの件もあってなかなか個人にニワトリを販売してくれる業者が見つからなかったから、他県まで赴いたわけだ。

最初は卵目的で購入したニワトリだけど、これがなかなか丈夫だし、寒さにも強いし、山小屋暮らしにぴったりの生き物だと思った。
そして一番のメリットは、知らず知らずに孤独を癒してくれていたのかもしれない。
もしニワトリを飼っていなかったら、今頃孤独感に苛まれて、発狂していたかもしれない。


ニワトリに感謝!


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