はじめに
2022年9月末に行った谷川岳馬蹄形縦走(反時計回り)の3日目の記録になります。
1日目はお昼頃スタートして、白毛門→笠ヶ岳まで到達しました。そして笠ヶ岳避難小屋に宿泊しました。
2日目は、笠ヶ岳避難小屋→清水峠→蓬峠→一ノ倉岳まで行きました。
そして一ノ倉岳避難小屋付近で宿泊しました。
馬蹄形縦走3日目①
2022年10月1日
前夜は、一ノ倉岳避難小屋は先客がいたため、その近くでテント泊をしました。平坦地があって助かりました。
昨晩は早めに就寝したにも関わらず、起床は少し遅めになってしまいました。寒さや結露のせいもあります。
谷川岳でのテント泊は結露しやすいのかもしれません。一晩中晴れていたのに、テントはびっしょりです。撤収するのも気が滅入ってしまいました。
朝焼けの山々の景色です。
山で一泊しないと撮れない一枚ですね。
6:00 一ノ倉岳避難小屋 出発
今回の馬蹄形縦走(反時計回り)の最後の山【谷川岳】です。
2本の耳が特徴的な山の形をしています。
雲海が太陽の光を浴びて、荘厳的な眺めになっています。雲よりも高い場所を歩いてきた実感が湧いてきます。
朝日を浴びて黄金色になった谷川岳を登ってゆきます。
この日は10月1日。紅葉も始まりかけていました。
谷川岳までの登山道は、比較的歩きやすかったです。
途中、急傾斜の鎖場も登場しました。しかし妙義山を経験していたので、そこまで難しくはなかったです。逆に妙義山の方が遥かに怖かったです。
突然、大きな鳥居が現れました。
富士山にまつわる浅間神社の奥の院があるようです。
富士山といえば丁度1ヶ月前に登頂していたので、何か因果律を感じます。
旅の安全を祈願することができたことにより、心が充足してゆきました。
鳥居が、これから聖域に入るゲートのような感じがして、厳粛な雰囲気が出ますね。
朝の清々しい空気を吸いながら、歩き続けます。
谷川岳の山頂が見えてきました。
人気な山だけあって、早朝出発したのに、もう数人のハイカーとすれ違いました。
7:05 谷川岳(オキの耳)登頂
標高1977m。
二つの山頂を持つ谷川岳の、高い方の頂上です。
「オキの耳」とは「沖」、つまり水上地域から見て奥の方にあるから、そう呼ばれたようです。
高い方の頂上に着いたので、これでだいぶ肩の荷が下りました。この山頂でしばらくゆっくりします。
オキの耳から撮った一枚。まだまだ知らない山が沢山あります。これらも、またいつか登ってみたいです。
オキの耳から、もう一つの頂である「トマの耳」を眺めます。
しばらく眺めていると、トマの耳に登った人数と、オキの耳まで登った人数が合わないような気がしました。ひょっとして谷川岳に二つの頂上があることを知らずに、手前の頂上で満足して引き返してしまうハイカーも割と多いのではないかと心配になりました。
谷川岳のもう一つの頂、「トマの耳」へ向かいます。
オキの耳から10分くらいの場所で、簡単に辿り着くことができました。
7:30 谷川岳(トマの耳)登頂
標高1963m。
トマの耳の「トマ」とは、「手前」→「とまくち」という意味が由来だそうです。
これで馬蹄形縦走のピークをコンプリートしました。
トマの耳から遠くの山を眺めます。
トマの耳の頂上には、低いながらも柵がありました。
素晴らしい眺めです。
群馬探検家を目指したくなってきますね。
つづく