【貧乏登山家】武甲山に立つ

武甲山とは

武甲山とは、埼玉県秩父市と横瀬町の境界にある鉱山。
武甲山の一部が石灰岩の採掘場になっていて、その採掘によって山が削られ山体が変わってきているらしいです。
崖のように切り落ちて見える部分も見えますが、元々はなだらかな裾が広がっていたようです。
石灰岩の採掘は、横瀬町の主要な産業になっているようだし、武甲山もお酒の名前にも使われているくらい地元から親しまれているようです。




武甲山登山

2022年7月30日(土)。

駐車場は一の鳥居がある生川登山口です。






早朝6時でも車が数台停まっています。土曜日ということもありますが、やはり人気な山なのでしょう。



綺麗なトイレです。自動照明で夜間使用も問題ありません。
登山後に登山靴を洗う水場とブラシまで用意されています。



今回のルートは、表参道コースで武甲山まで行き、帰りは別ルートの持山寺跡コースを辿りました。

6:10 登山開始



登山開始直後に、何件か廃屋が現れました。
登山客相手の売店だったのか、それとも小屋暮らしでもされていたのでしょうか?
武甲山は水が豊富なので、飲み水には困らなそうですね。



整備が整っていて、歩きやすい登山道です。



単管パイプと板の橋。単管パイプは汎用性があり実用的ですね。



山頂のトイレは雨水を利用しているため水不足に陥りやすく、その対策としてペットボトルの水を運んでほしいとの看板がありました。

今回は初めての山で、どのくらいの難易度か分からなかったため、片手を塞ぐリスクを考慮してペットボトルは運べませんでしたが、結果的にはそんなに難しい山ではないので、登山2回目以降ならペットボトルは運べるなと思いました。



石積場。石積み用の石灰岩は山頂神社にあるようです。



疲れ始めて来てもうすぐ頂上かなと思ったら、「あと60分」の標識が。かえってショックでした…。



中間地点の広場のような休憩所。テント泊ができそうなくらい平らで広いスペースです。



存在感のある大杉。御神木のようなものなのでしょうか?
パワーを感じました。



山頂付近の広場。もうここまで来ると後少しです。



山頂にあるトイレ。水を汲んだペットボトルはこのトイレの予備用です。
この時は雨水タンクの水が残っていたのか、普通に使用できました。



山頂にある神社。安全祈願をしてゆきます。

山で神社を見つけると、お参りしたくなります。運も山中では重要な要素ですので、ゲンを担ぐと気持ち的にもポジティブになれます。



山頂にこんな立派な建物を建てるのもすごいですね。



武甲山名物の石灰岩
石積み場とは別ルートを通る方は、横に置いておくと代わりに積んでくれるようです。



神社をさらに進むと展望台があり、そこが頂上のようです。



8:00 武甲山登頂

標高1,304m。



この日は天気も良く、眺めも良かったです。
秩父市と横瀬町の街並みが見下ろせます。
埼玉には高い山がないと思っていたのですが、遠くには高そうな山がいくつもあって山に囲まれていますね。



頂上広場にあった、丸太のシェルター。とても立派です。
こういうものが自分の所有している山林にも建てられたら、最高に活躍しそうです。壁も完全に閉じられていないので、固定資産税も発生しないのではないでしょうか?



帰りは行きとは 別のルートで下山します。
感覚的にはこちらの方が長めに感じました。



雑草が生い茂ってますが、人が歩いて通るところだけ綺麗に地が見えています。このルートも多くのハイカーが利用しているのでしょう。



分岐点で、目立たない細道の方へ曲がります。



9:15 持山寺跡

コース名にもなっている史跡です。コースからちょっとだけ離れた場所にありました。



持山寺跡には伝承があるようです。
小庵(小屋)に住んだ和尚が、大鎌を首に巻いて、「念仏が聞こえなくなったら、大鎌に結んである紐を引いてくれ」と下男に言い残して石室に入って、念仏を唱え続けたようです。しかし怖くなった下男がまだ念仏が聞こえているにも関わらず、大鎌の紐を引いてしまったとのこと…。



元のルートとの合流地点に着きました。



10:00 下山

約4時間の山行ですが、早朝に出発したので、まだだいぶ早い時間帯に下山できました。朝から爽やかな気分になれました。

下山時には駐車場が満車でした。人気のある山は休日は混むのだなと思いました。あまり有名ではない低山登山の場合は、日曜日でも誰にも合わないことがままあったので、他県の登山人気に驚きました。

そして、とにかく暑かったです。天気が良かったこともあります。真夏の登山は色々と大変なことが分かりました。




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