はじめに
2022年9月末に行った谷川岳馬蹄形縦走(反時計回り)の記録の2日目の続きになります。
1日目はお昼頃スタートして、白毛門→笠ヶ岳まで到達しました。そして笠ヶ岳避難小屋に宿泊しました。
2日目は、笠ヶ岳避難小屋→朝日岳→清水峠→七ツ小屋山→蓬峠まで行きました。
今回はその続きです。
谷川連峰馬蹄形縦走2日目③
2022年9月30日
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12:50 蓬ヒュッテ 出発
蓬峠から先を進みます。
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道の分かれ目。左側の道をゆけば、早く下山できるエスケープルートです。
馬蹄形縦走の場合は、右側の道をゆきます。
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天気も良く見晴らしも良く、登山道もクッキリと見渡せます。
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喉が渇いて、木の実が美味しそうに見えました。
『ハナノナ』というカメラをかざすと植物名を教えてくれるスマホアプリで調べたら、ナンテンでした。南天のど飴に使われるものです。ただ生食だと毒だそうです。
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突然白い砂のゾーンが現れました。
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ヘリコプター(中央の白い点)。
最初は荷物の積み下ろしをしているのだろうかと思ったのですが、短い距離をジグザグ飛行をしていました。
遭難事故なのかは分かりませんが、この日は2回ほど見かけました。
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14:05 武能岳 登頂
標高1759.6m。
武能岳までの登りはそこまで大変ではなかったです。スムーズに登れました。
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9月末日でしたが、場所によっては秋の色づきが始まっていました。
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一部、シノダケが登山道を覆いかけている場所もありましたが、これはとても珍しい場所です。登山道のほとんどはちゃんと草刈機で整備されていて、歩きやすかったです。トレイルを整備している方に感謝です!
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雲の高さの山。
雲の真下にはっきり影が分かるのが面白いですね。
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次の目的地は、茂倉岳です。
今回の縦走登山の中でも、とても距離が長く感じられた山でした。
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午後も夕方に近づくと、風が吹いてきました。遮るものがない山の稜線なので、風も強く感じます。
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ゴツゴツした岩場も現れました。
写真が撮れるのは、まだ余裕のある場所です。
傾斜が厳しく風にも吹かれている場面では、写真を撮る余裕がありません。
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茂倉岳の頂上が分からず、一つの盛り上がりを超えると、さらに次の盛り上がりが現れ、なかなかゴールが見えませんでした。
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色づき始めている紅葉が季節の移り変わりを感じさせます。
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長い長い登り。
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画面右側に避難小屋が見えます。
茂倉岳山頂から10分のところにある、茂倉岳避難小屋です。15人収容できて、トイレも水場もあるようです。
道中すれ違った男性ハイカーから、茂倉岳避難小屋は立派な避難小屋だと聞いていたので、そこに泊まろうと思ったのですが、近づくとトンテンカンテン音がしてきました。改装中の可能性もあるし、馬蹄形縦走コースから少し離れているので、結局そこには向かいませんでした。
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16:40 茂倉岳 登頂
標高1978m。
ここまでの道のりはとても長く感じられました。
もう夕暮れも差し迫っています。
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茂倉岳山頂から東に20分行けば、一ノ倉岳避難小屋があります。
ちなみに西に10分行けば、先ほどの茂倉岳避難小屋があります。
ここで選択を誤ったかもしれません…。
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17:00 一ノ倉岳 登頂
標高1974m。
谷川岳で危険地帯として有名な「一ノ倉沢」とは違い、一ノ倉岳は比較的安全に登ることができました。
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この一ノ倉岳の山頂に、避難小屋があります。
一ノ倉岳避難小屋、収容人数2人。
しかし、残念なことに先客がおりました。茂倉岳避難小屋に向かうにも、時間がかかるし、確実に泊まれるとは限りません。
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仕方なく、山頂スペースにテントを張りました。
平坦でなおかつ登山道を邪魔しない場所は少ないのです。
前日の結露により、だいぶ濡れています…。
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山頂に避難小屋、テントがある、なんとも牧歌的な光景です。
右に見えているのが、魔の山「谷川岳」です。二つの頂上が猫耳みたいですね。
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日が沈んでいくようす。右上に三日月が見えます。
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せっかくなので、日没を撮影してみました。
山の上で見る夕暮れは、一層美しいものです。
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テントの真上に三日月が。これもまた風流なものです。
夜は寒くて、外に出る余裕もなく、星空は見えませんでした。
いよいよ、翌日は最終日です。
つづく