美ヶ原高原ロングトレイル【準備編】

はじめに

テントや寝袋を詰めたザックを背負い、長い歩き旅に出る。憧れますね。
ロングトレイルはそんな欲求に応えてくれます。
一歩一歩歩き続けていれば、必ず目的の場所へとたどり着ける。そんな単純明快なアウトドアです。
そんな時、長野県松本市が公認するロングトレイルがあることを知り、先日それに挑戦してきました。今回はその記録となります。



美ヶ原高原ロングトレイルとは

長野県松本市の美ヶ原高原とその周辺の山々を結んだ、総延長45kmのロングトレイルのことです。
全9ヶ所の指定場所で写真撮影を行うと、踏破証と記念バッジが貰えます。

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荷物リスト

前回、残雪地獄で敗退した郡馬県境稜線トレイルの時は、なんだかんだ荷物を積みすぎて、合計20kgもの重さになってしまいました。
今回はその反省を生かして、荷物を15kgまで減らせました。しかし今振り返ってみると、まだまだ減らすことが可能でした。そして不要な荷物を減らした分、を積めば良かったと後悔しています。今回のロングトレイルは、終始水不足に悩まされました。

主要な装備に関しては、基本的には前回のトレイルとほぼ同じです。そこから不要なものを削っていった感じです。

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ザック(グレゴリー バルトロ65)

ロングトレイルで使用するザックにしてはやや重いですが、その代わり使い勝手はとても良いです。ザックの中に小さなアタックザックがあるのですが、これは全く使いませんでしたので、次回からは置いていこうと思います。アタックザックを使わなくても、ジャケットのポケットに道具を入れて行動することができます。


寝袋(ノーブランド 2000円の安物)

これが大失敗でした。化繊ですのでかさばるし、重い。
今回のロングトレイルで、寝袋はとても大事だということを学びました。
軽量コンパクトを考慮すれば、ダウン製一択になると思います。軽量化にはお金がかかると思いました。


トレッキングシューズ(ダイヤル式 ウォータープルーフ)

使い古したトレッキングシューズで行きました。登山靴も持って行ったのですが、現地に着いてから軽量のトレッキングシューズの方がいいと思って、こちらにしました。結果的には悩ましいところです。どちらもメリット・デメリットがありますので。ちゃんと足首が固定できる登山靴なら足を痛めるリスクも減ると思いますが、その分重いですので、長い距離を歩いていると負担になります。トレッキングシューズは元々登山靴ほどグリップ力がない上に、底がややすり減っているものを使用したので、ちょっと歩きづらい場面はありました。

他には、トレッキングポール(モンベル)、テント(エアライズ1)などがあります。

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衣類

・薄手の長袖アウトドアパーカー(コロンビア)
・薄手の長ズボン(モンベル)
・Tシャツ、下着、靴下5日分(シャツは化繊、靴下は5本指)
・ゴアテックスの防寒着上下
・フリース上下
・アウトドアハット(ワークマン)
・5本指手袋(コロンビア)

衣類に関しては特に問題ありませんでした。標高2000mの夜は寒かったので、やはり防寒対策をしておいて良かったです。できればネックウォーマーがあればさらに良かったです。帽子はハット型だと後ろがザックに当たるので、キャップ型の方が良いと思いました。


食料

・カロリーメイト
・シリアル
・ドライフルーツ
・アーモンドフィッシュ
・水
・ペットボトル飲料

乾燥系の固形物は軽くていいのですが、喉が渇いている時は食欲が減退します。ゼリーようかん果物のような水分を豊富に含んだものを持っていけば良かったと思います。
また美ヶ原高原ロングトレイルは火の使用が禁止されてますので、ガスストーブやコッヘルなどは持っていきませんでした。もし持って行っても水不足でラーメンなどは作れなかったと思います。


衛生用品

・ハンドタオル
・ハンカチ
・ティッシュ
・ウェットティッシュ
・救急グッズ
・爪切り
・虫除けスプレー
・日焼け止め
・耳栓(夜の物音の恐怖を忘れさせてくれます)
・歯ブラシセット
・制汗剤

標高が高いですので、日焼け止めは持って行って良かったです。
虫刺されの薬は持っていかなかったのですが、数日間で2〜3ヶ所ほど刺されました(蚊ではないと思います)。その程度であれば全く問題ありませんでしたが。


電子機器

・モバイルバッテリー
・乾電池式モバイルバッテリー
・スマホ用充電ケーブル
・スマホ(写真撮影はスマホ使用)
・ヘッドライト(予備の電池も)


その他

・折り畳み傘(一度も使わず)
・アウトドアマット(90×180cmのものを半分に切ったもの)
・ビニール袋(ゴミ入れなどに)
・洗濯ネット(衣類入れ)
・浄水器(ソーヤーミニ)
・B5ハードカバー本(文庫本サイズで十分でした)
・小型メモノート
・筆記具
・財布
・折り畳みハンガー


おわりに

荷物に関しては不要はものはあれど、必要なものは水以外にはほぼなかったです。水は出発時には、3Lの水分を用意して行ったのですが、結果的には全然足りなかったです。最初に4Lは用意して、そして補給できる時は可能な限り補給しないと、水不足に悩んでしまうと思います。浄水器も持っていったのですが、コース上に沢が現れるのは序盤と終盤のみで、中盤には沢すらも現れませんでした。
次回は、実際のハイキングの記録を記していきたいと思います。


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