スノーピークの本社にゆきました

はじめに

3泊4日にわたる佐渡島一周サイクリングを終えて帰る道中に、新潟県を南下するので、途中でスノーピークの本社のある三条市の近くを通ることになります。ならばと、この老舗のアウトドアブランドメーカに寄ってみることにしました。

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スノーピーク本社

❄︎Snow Peak(スノーピーク)とは、オートキャンプ製品を中心に高品質なキャンプ道具の販売をしているアウトドアブランドメーカーです。



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まずは、ショップへゆきました。

【Snow Peak  HEADQUARTERS  Natural Lifestyle Store】という長い名前のお洒落なデザインの建物でした。

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アウトドアグッズや衣料品が陳列されていました。

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なるほど! 流木を置くと商品が引き立つんですね! 
無駄なものも使い道があるということを知りました。

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薪販売コーナー。
薪といえば広葉樹というイメージでしたが、針葉樹(スギ)も販売されていました。火付きが良いようです。

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自分の所有する山林はほとんどがスギ林なので、薪販売は無理だと思っていたのですが、需要はあるようです。ゆくゆくは薪販売もやってみたいと思いました。

巣の日ミュージアム

スノーピークミュージアム

1日に3回、スノーピークの本社を見学できるツアーが催されていましたので、参加させていただきました。この時は他のお客さんがおらず、自分とスノーピークの社員さんのマンツーマンで見学を行いました。

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天井が高くスッキリとした建物内。

スノーピーク本社のデザインは建築家の隈研吾さんが手がけています。

隈研吾さんは東京オリンピックの新国立競技場の設計にも関わっており、またスノーピークのモバイルハウス「住箱(JYUBAKO)」も手がけています。

モバイルハウス「住箱」については後述します。

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展示されているキャンプ道具は、これまでの顧客の方達から寄贈されたもの。大切に使われていたのが伝わってきます。

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会社名の【スノーピーク】の由来は、直訳だと「雪山の頂き」となるけれど、ちょっと比喩的なイメージで使われているようです。

コンパスの指す「真北」の方角を目指してみんなで一丸となって頑張ろう、みたいな意味が込められているようです。

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ひと昔の前のキャンプ場は直火が当たり前だったらしいです。そこにスノーピークが日本で初めて「焚き火台」を売り出したそうです。今では直火ではなく、焚き火台を使用するのが当たり前になり、その普及率の高さと先見の明には驚きです。

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スノーピークの原点は、「山井商店」という金物屋で、創業者自らキャンプ道具を作られたそうです。

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スノーピークの商品は、やや高価なイメージではありますが、これは利益を求めているのではなく、素材にこだわってメイドインジャパンで作ってゆくと、どうしてもこのくらいの値段にはなってしまうそうです。適正価格というやつですね。


キャンプ場

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スノーピークの本社にはキャンプ場も併設されていました。
もともとゴルフ場だった土地を買い取ったようです。元ゴルフ場だったので、ある程度のインフラは最初から整っていたし、草刈りなどの機械も備わっていたそうです。

5万坪の面積のキャンプ場で、今後さらに15万坪に拡張予定とのことでした。

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キャンプ場には沼があります。とても快適なキャンプ場ですが、唯一の欠点はアブがよく出ることらしいです。しかし山林に虫が出るのは当然ですので、これは許容範囲ですね。

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この日は週末ということもあり、キャンプ場はかなり混んでいました。

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電源サイトにはトナカイのオブジェが。

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トイレシャワー棟もお洒落ですね。

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水道シンク。コロナ対策用の間仕切りでしょうか?

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水道は温水も出ます。寒い時はありがたいですね。

トイレもウォッシュレット付きの洋式トイレで綺麗でした。

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スノーピークのロゴが入った軽トラ。黒塗りのサンバートラックでした。




モバイルハウス【住箱(JYUBAKO」】

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隈研吾さんのデザインされたトレーラーハウス。

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こちらにも宿泊可能です。高床式なのが良いですね。

箱部分は、ざっくりと幅2.5m×長さ6mx高さ3m(車輪含む)。

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ドアや窓ガラスが広くとられている、日差しがたっぷり入る作りです。

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室外機。

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防腐剤が塗られた12mm厚のヒノキ合板を使用して作られているようです。

ただだいぶ厚みのある部分も見受けられました。24mmや36mm厚合板を使用しているのか、2〜3枚重ね張りされているのでしょうか。

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屋根はガルバリウム鋼板を使用しているようです。

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電気をとるポール。

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厚みのある階段。滑り止めステップがついている親切設計です。

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このガラス戸がどうやら入り口のようですね。

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鉄製の支えを使用しています。

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他の住箱と適切な距離がとられて設置されているので、ゆっくりできそうです。

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高い山がないと青空の面積が広く、開放感抜群です!

設備が整ったキャンプ場にモバイルハウス、そして高品質なアウトドアグッズ。アウトドアブランドメーカーのこだわりを感じました。

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