沖縄サイクリング旅行 7日目


旅行日:2023年2月5日(※この記事は旅行日より1年後に書いています)

はじめに

沖縄サイクリング旅行1日目:那覇空港、ホテル泊
沖縄サイクリング旅行2日目:レンタサイクル、博物館・美術館
沖縄サイクリング旅行3日目:首里城、知念岬公園
沖縄サイクリング旅行4日目:ニライカナイ橋、玉城城跡、具志頭遊歩道
沖縄サイクリング旅行5日目:平和祈念公園、喜屋武岬
沖縄サイクリング旅行5日目:瀬長島、那覇空港周辺

7日目は、美術館や観光名所を巡りました。戦争の傷跡を残しつつも、それを長年かけて自然が治癒してゆく歴史の流れを感じました。






沖縄サイクリング旅行7日目(浦添ようどれ、普天間)

テントを張った東屋から出発です!
テンマクデザインの「グランドハット1」という、狭過ぎず大き過ぎず、ちょうど良いサイズのテントです。天井高もわりとあります。
この商品は販売終了してしまったのですが、汚れやすく中が透けやすいベージュ色じゃなかったら、もっとヒットしていたと思います。そこが残念です。
使い勝手がとても良いだけに、販売終了は惜しいテントだと思いました。




朝イチのサイクリング中、
野良ニワトリと出会いました!
この安穏さが、沖縄らしいですね。




朝食を食べに、沖縄のハンバーガーショップA&Wに来ました!
湿布のような匂いのする美味しい炭酸ドリンクルートビアを売っているお店でもあります。




この旅を終えた後に、A&Wでメニューを注文すると、ルートビアのおかわりが無料だということを知りました。事前に知っておけば良かったです…。
ルートビアは大好きなドリンクのうちの一つですね。




浦添市美術館

独特なデザインの建物が立ち並んでいます。
美術鑑賞は趣味の一つでもあるので、旅先で美術館があると、立ち寄るケースが多いです。




展示物は漆の器が多かったです。




琉球王国は、様々な外国と交流をしていたようです。




アメリカ人には黒い色が好まれたようです。
そのため、漆の需要も高まっていたのでしょう。




続いてやってきたのは、浦添ようどれです。

浦添ようどれ

「ようどれ」とは、夕方の波風が静まる「夕凪」のことを言い、「浦添ようどれ」では、琉球王である英祖王と尚寧王が静かに眠る陵墓のことを指すそうです。




この緑に覆われた石垣が良い味を出していますね。
まるでファンタジーの世界のようです。




ここが、琉球国王のお墓です。
岩山を掘って作られたように見えます。




ハイサイ!




まさに絵に描いたような城砦ですね。
中世の戦のシーンとかが想起されます。




浦添グスク
グスクとは、「お城」のことで、琉球王宮が首里城に移される以前は、ここが王の居城だったようです。
残念ながら、薩摩軍に侵攻され、焼き討ちに遭い、廃城になったそうです…。




映画の舞台でも有名な、【ハクソー・リッジ】。
アメリカ軍からはハクソー・リッジ(ノコギリ崖)、日本軍からは前田高地と呼ばれていました。険しい断崖です。

この前田高知周辺の激戦で、浦添の住民の44.6%が戦争で亡くなりました。
死亡者数は兵士よりも一般人の方が多かったそうです。

もう恐らく頭は正常じゃなかったんじゃないかと思うんですよ。戦争の弾の中におる人というのはですね、恐らく正常な感覚が働かないんじゃないかと思いましたよ。

浦添市発行の戦争体験談


平和な時代を生きている自分たちには、冷静になって過去の時代を振り返ることができるけど、当時は多くの人が正常を保つのさえ難しい状況に置かれていたんだと思います。それが戦争なんですね。



ただ、このハクソーリッジは、昔は激しい戦場でしたが、今はとても見晴らしの良い場所です。

外国人観光客の方も多かったです。
やはり平和が一番ですね。




ワカリジー
アメリカ軍からはニードルロック(針の岩)と呼ばれた大岩です。
浦添市内で最も高い場所で、日米両軍の間で争奪戦が繰り広げられたようです。

他の史跡とは少し離れた場所にあり、迷った末、辿り着きました。




浦添ようどれを離れ、普天間に入りました。
有名な普天間基地です。
近くで写真を撮ると怪しまれないか不安だったので、少し離れて撮りました。




普天間基地のそばにある、美術館にやってきました。

佐喜眞美術館

戦争の悲惨さを伝える私設美術館です。
丸木位里・俊夫妻による「沖縄戦の図」などが展示されていました。
というよりも、この沖縄戦の図を展示するために設計された施設らしいです。




美術館ロビー

展示室内は撮影できませんが、とても大きな画面に、戦争の悲劇などが描かれていました。

他にも絵画以外には、写真作品などが展示されていました。

戦争への出兵を拒否するため、自ら両手の人差し指を切り落としたキャプションとかもありました。鉄砲の引き金を引けなくするためですね。




美術館の屋上へ続く階段の天井の写真です。
素晴らしいデザインで、立派なモニュメントになっています。




まるで聖地のような神々しさを感じます。




エントランスには、盲学校の子どもたちの作品が展示されていました。
一見地球外生命体のような形ですが、不気味さはなく、ぬくもりと優しさを感じさせます。




普天満宮

神社にやってきました。
この時はもう2月初旬でしたが、まだ初詣気分も残っており、せっかくなので、立ち寄ってみました。




奥宮という洞穴内も案内してもらいました。
若い女性の巫女さんが、拝観者10名くらいを1組ずつ、時間を開けて案内してくれました。




続いて、イオンにやってきました。




せっかくなので、沖縄のアイス【ブルーシール】を食べようと思ったのです。
可愛いキャラクターですね。




さすがに1年以上前なので、どんな味だったかは覚えていませんが、美味しかったことは覚えています!

おわり








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