はじめに
12月も中旬、今年も残りわずかとなりました。
低山であればまだ雪が積もっていない山がいくつもあるので、年内に登山しておきたいと思い、今回は比較的登りやすい子持山を目指しました。
子持山には3つのルートがあるようですが、今回は駐車場が分かりやすい【ぐんま天文台】からのルートを選びました。
駐車場は天文台の駐車場が利用できますので、広いので停めやすく、さらに綺麗なトイレもあって良かったです。
子持山
群馬県中部にある火山。標高1296m。「ぐんま百名山」の一つ。
山容を子どもを抱く姿にみたてて「子持山」と呼ぶようになったとされる説が一般的です。
また、元々は「武部山」と呼ばれていましたが、子持御前という女性が神通力を得て武部山に移り住んだことから、この山を「子持山」と呼ぶようになったという説もあるそうです。
子持山登山
2021年12月15日(水)
10:30 天文台駐車場 出発
天文台には無料の広い駐車場があります。
また綺麗な公衆トイレが併設されていました。
登山者の方も利用できる駐車場なので、とても助かりました。
しかし、付近に登山口の看板などは無く、どちらに向かえば良いのか悩みました。幸い、駐車場に天文台の関係者の方がおられたので、道を教えてもらいました。
天文台駐車場を出て道路を上に登ってゆきます。
通行禁止のチェーンバーがかかっておりますが、この先に登山口があるとのことです。
「登山口」の看板にありました。さらに先に進みます。
今度は門が現れました。
保安林の注意書きがあります。
「山ではたき火に注意しましょう」と書かれています。
焚き火は禁止ではないところが、良いですね。
天文台からの登山ルートでは、全体の3分の2くらいは林道歩きでした。
ガードレールのある広い道路です。ところどころ舗装されていますが、ほとんどは砂利道でした。
道に沿ってゆけば迷うことはないし、緩やかな登りなので、登山初心者やリハビリ登山にはオススメの登山道だと思いました。
舗装路から、「子持山山頂」の看板が。
ようやく本格的な登山道に入ります。
今までが緩やかな登りの林道だったので、急に斜度が上がった感じがします。しかし尾根までの距離はそんなに長くはありませんでした。
そして尾根に立つと、頂上まではすぐです。
11:50 子持山 登頂
写真を撮りながらマイペースに歩いても、1時間半以内に登頂できました。
気軽に登山できるコースなので、安心ですね。
天気が良く風もなかったのですが、山頂は少し冷えました。
なので、軽食をすませたり、頂上からの写真を撮ったりして、5分くらい軽い休憩をとってから下山しました。
13:00 天文台駐車場 到着
下山は1時間くらいしかかかりませんでした。
行きと違って写真を撮ることもせず、道が分かっていたので、思ったよりも早く駐車場に着くことができました。
登山ではあまり体力を消耗しなかったし、せっかく天文台の駐車場まで来たこともあり、ぐんま天文台にも寄ってみることにしました。
ぐんま天文台
駐車場から天文台施設までは長い木道の階段を歩いてゆきます。
600mの距離の表示でしたが、体感としてはもっと長く感じました。
階段は緩やかではありますが、とにかく長かったです。良い運動になりますね。
途中でベンチのある休憩所があったり、熊鐘や体調不良になった方のための呼びベルなどもあり、とても親切な設備が整っていました。
屋外には色々な天文関係のモニュメントが並んでいました。
ロケ地としても使われているようです。
天文台施設は見学ができます。
大人料金は300円でした。
中はバリアフリーで、階段ではなく緩やかなスロープでした。エレベーターもあるので車椅子の方でも見学が可能なようです。
しかし、木道の長い階段は車椅子では無理ですので、他に車椅子の方用にルートがあるのかもしれませんね。
星を眺めるのは好きですが、天体観測の知識は説明文を読んでも、難解でした。
今回は昼間に行きましたが、土日の夜は予約をすれば、天体観望ができるようです。
この日は積雪はゼロでしたが、出入り口には雪かき道具が。
降雪期は、木道が長い分、雪かきがとても大変そうに思えます。