バイクで登れる山【船ヶ鼻山】(群馬県)

はじめに

今回たまたま登山をして知ったのですが、この船ヶ鼻山には、新ルート(林道コース)があり、そちらだと頂上直下までバイクで行くことが可能です。旧ルート(登山道)も行程の3分1くらいまではバイクで進むことができます。
日本には様々な山があるようですね。
もちろん自分は(現在は)バイクを持っていませんので、徒歩で行ってきました。


船ヶ鼻山

赤城山系の中ではあまりメジャーではない山。船ヶ鼻山の山頂から尾根伝いに「大沼」に抜けることができるらしいです。
山頂は赤城山主峰の北西部に位置して、(群馬県)昭和村の南端で渋川市との境となっています。


山行

2022年4月17日

11:20 船ヶ鼻山 登山口駐車場

駐車場の場所が分からず迷ってしまい、予定より1時間ほど遅れてしまいました(汗)。
パソコンのGoogleマップだと表示されるのに、スマホアプリ版だと何故か表示されませんでした。
正確な住所はこちらです↓
〒379-1203 群馬県利根郡昭和村糸井5468−157 船ヶ鼻登山道登山口

広い砂利敷きの駐車場に、綺麗な公衆トイレがありました。

駐車場近くの東屋で登山届けを記入します。
コースは2つあり、どちらもはじめてですが、最近できた新コース「牛石コース」を行くことにしました。

重々しいゲートです。
このフェンスとゲートで野生動物が里に降りてくるのを防いでいるようです。
自分で開けて、内側からも閉じられるようになっています。

11:34 登山口出発

車でも通れるような林道のコースとなっていました。

コースの脇に、まるでアフリカのような光景が広がりました。
スギの皆伐。
メガソーラーか何かの施設でもできるのでしょうか?

クマ除けの鐘です。そこら中に「クマ出没注意」の看板がありました。

ベンチ代わりの丸太で少し休憩。

中間地点に到着しました。時々拓けた場所が現れます。

驚いたことに舗装道路と電信柱が出現しました。
この時は、近くに民家も施設もないのに、「なぜ電信柱?」と不思議に思いました。

4月も中旬過ぎというのに、残雪がありました。残雪の量はごくごく僅かでした。

頂上直下になって「バイク乗り入れ禁止」の看板が現れました。
ということは、これまではバイクで来てもOKということだったのでしょう。
登山道に轍があるから不思議に思いましたが、理由が分かりました。
頂上まではここから10分ほどなので、ほとんどバイクで山に登れるということです。

突然、巨大な鉄塔が現れます。急に見えたから驚きました。
さきほどの電信柱はおそらくこの大鉄塔の供給網なのでしょう。

『ジョジョの奇妙な冒険 第4部』に鉄塔小屋暮らしのキャラクターが登場しますが、まさに住めそうです。

頂上付近で最後のクマの鐘が現れました。
自然と厳粛な気持ちになり、儀式のように打ち鳴らしました。
ここが別ルートとの合流地点になります。

13:17 船ヶ鼻山 登頂

標高1,466m。
この山頂から尾根伝いに、赤城の大沼まで行けるようです。

頂上のそばにあるベンチで昼食をとります。
丸太のテーブルもあり、前面は見晴らしが良いので、休憩にぴったりのスペースです。
重量ブロックに太い板を置いただけのシンプルなベンチですが、使い勝手も良かったです。

休憩していると少し雲行きが怪しくなってきたので、頂上にいたのは20分くらいで、早めに下山を開始しました。

ほんの少しだけ寄り道。
わらび平
。見晴らしの良い展望スポットでした。

コースの分岐点で、楢水コースに入りました。帰りは行きとは違うコースで戻ることにしました。

楢水コースは、牛石(林道)コースとは違って、尾根を通る趣のある登山道でした。どうせなら行きは楢水コース、帰りは道が整備されている牛石コースを行く方が良かったかもしれません。

樹齢100年の大楢の木
パワーと存在感があります。
こういう木でツリーハウスを作りたいものです。

何やら水の音がするので、集水枡でしょうか?
山水を引いて民家に配水しているのかもしれません。

ゴール!…と思って安堵しましたが、ここはまだ登山口ではありません。
行程の3分の2くらいの地点です。
「バイク・原付通行禁止」の看板があるので、ここまではバイクで来られるようです。

こちらの高床ベンチにバイクを立てかけて、登山に行くのだと思われます。

下山中、雲が流れて晴れ間が差してきました。再び気温も上がってきました。
急いで下山をする必要もなかったようです。

本当の登山口、クマゲートにやってきました。

14:58 登山口帰着

青空と桜か梅が出迎えてくれました。すがすがしい空です。

のどかな田園風景が続いています。

15:03 駐車場帰着


今回はざっくりと登り1時間40分・下り1時間20分の山行になりました。
モデルコースタイムだと、牛石コース3時間・楢水コース2時間ですので、だいぶ早いペースだと思います。


おわりに

今回は、駐車場探しで道を間違え、赤城山の主峰の方へ向かってしまいました。道中ではバイク乗りの方を多く見かけました。春になり桜も咲き、行楽シーズンが本格化したのでしょう。
日本でも珍しいバイクでも登れる山を偶然発見しましたので、興味ある方は行ってみると面白いと思います。

※パソコン版のGoogleマップには、「スマートフォンに送信」なんて機能があったんですね。これなら道に間違わずに済んだと思います…。


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