はじめに
景色の良さそうなところを歩きたくなった。
登山ではなくなるべく水平な歩きやすいところを歩きたい。
前に榛名湖一周ハイキングをしたので、そんな感じで手軽に一周できる湖はないかと探してみたら、「奥四万湖」を見つけた。
景色も良さそうなのでちょうど良い。四万ブルーという鮮やかなコバルトブルー色の湖で人気だけど、どうやらこの四万ブルーは冬にしか見られないらしい。
自分が見たこの日は、目が冴えるほどの鮮やかなエメラルドグリーン。この色が本来の四万ブルーじゃないのかもしれないけど、これはこれでとても良い青緑色だった。
奥四万湖
奥四万湖は奥四万川によって作られたダム湖であり、一周4キロ。
最初は、稲包せせらぎ公園の駐車場に車を止めた。
この稲包せせらぎ公園には展望台もあり、奥四万湖を一望できた。
奥四万湖をたゆたうカヌーの一団。
カヌーやカヤックも面白そう。
どうやら一般個人でも届出を出せば、湖内でカヌーができるようだ。
稲包せせらぎ公園内にもちょっとした散歩コースがあり、周辺を歩き回って、奥四万湖を眺められる。これだけでも湖を堪能できるけど、折角ならと奥四万湖を歩いて一周して見ることにした。
木々の間から見える湖面もなかなかオツなもの。
橋の上から写真を撮ったけどかなりの高さで怖かった。
デジカメなら手首に落下防止のストラップを絡ませることができるけど、あいにくこの日はデジカメを忘れたので、スマホで撮影。手が滑ってスマホを落下させたら一巻の終わり。だからちょっと後ずさり気味の姿勢で写真を撮った。
ダムの反対側はこんな感じ。こちらはこちらでなかなか怖い…。
この説明書きの写真が本来の四万ブルーなのだろうか。また別の季節にも見に来たい。
奥四万湖一周のコースはこんな感じ。木々が生い茂っているけど、ところどころ隙間から湖を見ることができる。
隙間から覗いただけでも、とても明るい青なのが分かる。
擁壁を見るとなぜか登りたくなる。子供の頃はよく登っていたけど、今は恥ずかしくてできない…。少年時代の擁壁登り、あの頃のような純粋な気持ちでもう一度擁壁を登りたいものだ。
湖の周りは一方通行なので、車の危険が少なくて歩きやすかった。ただ歩きの人は自分だけだった。
本来の湖一周コースからちょっとだけ外れたところにあるしゃくなげの滝。
丸太の壁。土砂崩れ対策だけど、冬は雪崩対策にもなりそう。
こういう土留めの壁が我が山小屋の山林にも欲しいものである。
コース上には東屋などの休憩スペースがいくつもあった。見晴らしもよい。
奥四万湖一周の途中にある四万川ダム管理事務所で頂いたダムカードとダムカルタ。
ダムカードは知っていたけど、「ぐんまダムかるた」は知らなかった。
ダムとは実に色々な種類があって奥が深い。
コンプリートは難しいけど、これからも面白そうなダムがあったら行ってみようかな。