今日は天気予報は雨だったけれど、午前中は曇り、
午後も降っては止んでの繰り返しで、本格的に降り出したのは夕方からだった。
朝から風はあった。
山小屋を少し降りたところに木に設置した郵便受けがある。
山小屋のすぐそばにポストを設置すると郵便屋さんが登ってくるのが大変だと思い、
少し離れたところに設置した。
天気の良いうちに、郵便受けの中身を確認しに行くと、
なんと桜の花びらが風にのって舞っていた。
ずいぶんと遅い桜だ。
自分の暮らしているセルフビルドの山小屋から、川を挟んで対岸に桜が数本咲いているのだ。
さすがにもうシーズンは終わっているけど、まだ桜の花は咲いていた。
最後まで咲いている桜もいいものだ。
一番に咲いて一番に散る桜もあれば、
最後に咲いて最後に散る桜もある。
人間も同じように感じた。
それなら、まだ芽が出ていない、うだつのあがらない、夢の途中の人生でも肯定できる。
焦って時期尚早に花を咲かせなくても良いと思えてくる。
人間いつかは必ず散るのだ。
早く散るのは勿体ない。
必ず咲くとも限らないけど、
希望を持つのは大事なことだと感じた。