「地下神殿」探訪

探訪日:2024年6月下旬



首都圏外郭放水路

首都圏を洪水から守るために近年作られた施設、地底50mを流れる世界最大級の地下放水路。その施設の一部、「調圧水槽」は一般公開されていて、タイミングが合えば、見学することができる。今回はたまたま近くに寄る機会があり、立ち寄ってみた。




施設見学が予約制ということを知らずに入館したのだが、受付の方には快く対応してもらえた。
平日ということもあるし、一人客だったということもあって、特別に対応して頂けたのだと思う。
一度に50人定員、1時間に1回の見学ツアー、見学料は1000円。
施設内のトイレは使えないので、向かいにある屋外公衆トイレを見学前に済ませておく必要がある。
見学自体は、最初の説明込みで1時間くらいだったと思う。




地下神殿への入り口はこぢんまりした小さなシンプルな建物。このギャップがいい。
これが地下神殿への長い階段の入り口。






施設スタッフの方と柱の大きさ比較

地下神殿内は全ては巡ることができず、自由に移動できるのはそのごく一部。
というのも、一度この施設(調圧水槽)を使用すると、大量の土砂が溜まってしまい、それを見学ツアーの前に掃除するのだと言う。大きな土砂はブルドーザーを使い、取り除けなかった分のドロは、施設職員が手作業で片付けるのだと言う。見学者のためにそこまでしてくれるなんて。感謝!




第一立孔。
この穴の中にいったん川水を溜めてから、調圧水槽内に流入させるらしい。
このような巨大な穴が全部で5個ある。近くまで寄れるのは1箇所だけ。




施設内は、湿度は高いけど、暑さは全然感じなかった。
気温も説明されたのだが、失念してしまった。たしか20〜25℃くらいだった気がする。
鍾乳洞のように、床面は濡れている。




満水時には、この空間の7分目くらいまで水が入る。
ライトのLED電球の交換時は、ライトの方が降りてくるらしい。




柱は太く、そして高い。
まさに地下神殿だ。
なんか、インスピレーションが湧いてきそう。




見学が終わると再び長い階段を登って、その後は自由解散。
地下神殿の上には、はらっぱが広がっている。このギャップがいいね。




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