探訪日:2022年11月上旬
はじめに
廃墟写真を見るのは好きなのに、あまり探索はしていないなと気付き、ふと思い立って調べて行ってきました。
紅葉シーズンに出掛けることもなかったので、ピークが少し終わりかけていたけれど紅葉観光もかねています。
旧太子駅
旧太子駅は、群馬県中之条町にある観光施設。
1971年に廃線になった鉄鉱石の貨物線。 現在は、復元されたホームやレール、駅舎が当時の趣を再現しています。
駐車場はヘリポートもある広いスペースでした。
駐車場から階段を降りたところに、旧太子駅があります。
この日は紅葉のピークは過ぎているとはいえ、駐車場から見える紅葉は綺麗でした。
【旧太子駅】
■入場時間 10:00〜16:00
■入場料 200円
■定休日 4〜11月は無休。12月〜3月は火・水曜日が定休。12月29日〜1月3日は正月休み。
駅舎を復元した受付も、趣のある建物でした。ノスタルジックな暖色の灯りが良いですね。
屋外展示場の全景。
写真映えするレール跡。
周囲をロープが張られ、立ち入り禁止になっています。ロープから一番近い位置で撮影しました。
苔むした壁が味わい深いです。
日光も間接照明のように和らいでいるのが良いです。
レールの後ろ側。
この薄暗い廃墟感ムードがたまらんのですよ。
線路内に撒かれていた砂利はかなり大きめのサイズ。
この貨車で鉄鉱石を搬出していたのでしょう。
荷台の底は山型になっていました。
鉄鉱石がダンプしやすいように、こういう形にしたのでしょうか?
木製の貨車もありました。
こちらは雪囲いのような板製です。これなら1枚割れても交換が容易なので、修復もしやすそうです。
車掌車。
黒塗りの金網製の足場がかっこいいですね。
自分の山小屋の足場もこういうものを利用したいと思いました。
車掌車の内部。
世界中の車掌車の写真が飾られています。
こうして見ると、圧倒的に赤色が多いですね。
現在はハウスに改良されているものも多くありました。
やはり良い駅舎のデザインです。
駅舎内はこんな感じです。運賃表も良いアクセントになっています。
またお土産も売られています。
売り物なのか飾りなのか分かりませんが、この木炭が気に入りました。
屋根の構造も興味深いです。ライティングレール以外にも沢山の梁があります。
建物のメインカラーのベージュと木製木枠が調和していて、温かみがあって良いデザインでした。
駐車場へ向かう階段から見下ろした、旧太子駅の全景。
おわりに
これまで観光旅行の途中で廃墟を発見して写真撮影を行ったことは何度もあるのですが、【廃墟】そのものを目的にして探索を行ったのは今回が初めてです。
廃墟には普通の観光施設とは違う、味わい深さと歴史がありますね。これからも時々廃墟探訪を続けてゆきたいと思いました。