6月3日の夜半から、6月4日は終日、山小屋に大雨が降り続いた。
朝起きると、「ポタ……ポタ……」と一定間隔で聞き慣れない音が聞こえた。
床にジップロック袋が落ちていて、ちょうどその上に雨雫が滴り落ちていたので、一層音が奇妙に聞こえた。
雨漏りの量はそこまで多くはなかった。
朝起きた時点では、ヤクルト1本分も溢れていなかったと思う。
しかしこの日は一日中雨予報。バケツは屋外に放置していたので、わざわざ土砂降りの中取りに行く気にもなれない。
しょうがないので、洗濯カゴにウエス(古い布切れ)を敷いて、それを雨が落ちるポイントに置いた。
屋根は合板の上に防水透湿シートを貼って、その上に屋根材(オンデュリンクラシックシート)が乗っている構造。
ただ内側(室内)から合板の隙間を埋めるように、板切れを打ちつけていた。この板を留めるためにビスを打ったんだけど、そのビスが防水透湿シートを破ってしまったのが、雨漏りの要因の一つだと思
う。
とりあえず雨が止んだ晴れの日に屋根に上がって、屋根材の状態を確認しよう。今日は雨漏りにひたすら耐えるしかない。
山小屋に引っ越したのは2020年の10月からだけど、山小屋の屋根が完成したのはちょうど1年前くらいだから、丸1年間雨漏りすることなく風雨に耐えていたことになる。今回は雨量も多かったし、臨界点を突破してしまったのかもしれないけど。
ど素人がセルフビルドで山小屋を作ったのだから、多少の欠陥は仕方ない。後で少しずつ手を入れてゆこう。