はじめに
山小屋には水道とプロパンガス給湯器のインフラ設備は設置済みだけども、水回り関係は全て屋外に設置していました。
しかしキッチンシンクが山小屋の外にあると、非常に不便を感じました。真冬は寒さに困り、暖かくなってきた初夏の現在は、夜シンクを使用しようとして外に出ると、蛾が山小屋の明かりにつられて侵入してきます。
元々、いつかは山小屋内にもシンクを設置していたいと考えていたので、ついに実行に移すことにしました。
水回りはさすがに自分で設置するのは大変そうに思い、ガス屋さんに連絡しました。ガス屋さんなら、大抵ガスと水道工事の資格を持たれています。さらに電気工事士の資格も持たれている方も多いようです。水だけではなくお湯も利用したかったので、ガス屋さんにお願いすれば単一業者で作業が完了するのでオススメです。
お湯の引き込み工事
【事前準備】
あらかじめAmazonで安いシンクを注文して設置しておきました。本来は屋外使用するためのものですが、本格的なキッチン用シンクはとても高いので手がでません…。
山小屋の壁に穴を開けて、排水パイプを外に出しました。排水は自然浸透式です。
【ガス屋さんの工事】
昨年に取り付けて頂いていた屋外給湯器から水道用のフレキパイプ(フレキシブル管)で山小屋内に引き込みます。
フレキパイプの引き込み工事はスムーズに進みました。
フレキパイプは保温材で覆われ、中にヒーターが巻いてあります。これは冬季の凍結対策です。ヒーターの電源は屋外コンセントからとります。
しかし厄介なのがAmazonで購入した安物シンクとの接続。安物のためどうしても水が漏れてしまいます。元々屋外で利用するためのもので、多少の水漏れは許容範囲として作られたものように感じられました。
この安物シンクの水漏れとの格闘でだいぶ苦労されているようでした。
結局Amazonの安物シンクの付属品の接続パイプは使わずに、フレキパイプを直接蛇口につなげました。その蛇口もやはり安物のためなかなか水漏れが直りません。
しかし最終的には水漏れが無くなり、本来の室内シンクとして利用できるようになりました。もし自分で作業を行っていたら、数日かかっても直せなかったと思います。ガス屋さんのプロ意識とテクニックはすごいです。やっぱり餅は餅屋。
【その後】
屋内シンクを使いやすくするために、自分でも多少手を加えました。
まずは端材を利用して棚作りです。
後は、水はね防止のために100均で買ったデコレーションシートを壁に貼ります。
ノリが悪いのかすぐに剥がれてしまったので、タッカーで留めました。
わざと汚れているようなヴィンデージな柄ですが、なんか汚れているように見える…(汗)。
感想
まだ屋内シンクを使い出してから半日、数回しか使っていませんが、水漏れもなく、問題なく利用できています!
やはり屋内で水(お湯)が使用できるのは便利なものです。一般家庭では当たり前のことでも、山小屋暮らしだと感動ものです。
そして屋外用ならともかく、屋内シンクは水漏れのリスクがある以上、安物はオススメできません。安物を買うと今度は水道管を接続させるのに大変な苦労が必要です。やはり適正価格の物を購入するのが、消費者にとってもメーカー(&工事業者)にとってもWIN-WINになれると思いました。