思えば今ある鶏小屋は、ニワトリを予定よりも1週間早く引き取りにいくことにしたので(年末のため)、急造したものだった。
急拵えとはいえ、防獣対策はしっかりと行ったので、このまま使い続けることは十分可能。
しかし、最近鶏小屋に様々な小さな問題があるように感じてきた。
ここで、思いつく限り、現在の鶏小屋のデメリットを挙げてゆこう。
【今ある鶏小屋のデメリット】
・日当たりが悪い
・掃除・管理がしづらい
・位置的に鶏小屋の改良・拡張がしづらい。
・デッドスペース(未利用空間)が多すぎる。
一番の理由は、やっぱり日当たりの悪さ。これが様々な問題を孕んでいる。
土間の土も乾燥することはなく、ひんやりジメっとしている。
これではせっかく米ぬかを撒いて、発酵床を作ろうとしても、微生物が活動してくれない。そのために、鶏糞も分解されず、匂うようになってしまった…。
さらに、冬の寒さ対策で、金網をポリカ波板で覆っているため、通気が悪い。余計に匂ってしまう。
鶏小屋を新設せずに、今ある鶏小屋を改良すれば良いとも考えたけど、設置場所が悪く、さほど大きな改良は施せない。
最初はニワトリの面倒が見やすいようにウッドデッキに併設して建てたんだけど、結局金網越しだとニワトリの様子がよく分からない上に、現在はポリカ波板で覆っているので、ほとんど観察できず…。
それに今後拡張させようとしても、一面はウッドデッキに接しているし、一面は放牧場(チキンラン)への通路と接している。
ニワトリは小屋内にいる時は、ほとんど最上段のスペースで過ごしている。
夕方5時から翌朝8時まではずっと最上段のみ。
土床は食事をする時と、朝トビラが開くまでの時間を待っている待機所になっている。ただ、階段の角度が急なのか、スムーズに降りられず、よく壁にぶつかる音が聞こえる。
中段のスペース(今はケージが置いてある)に至っては、ほとんど使われていない。とまり木を設置したけど全然使わず、階段のステップみたいな使い方しかしていない。
あと、今の場所に鶏小屋を設置した理由の一つが、屋外コンセントとの距離が比較的近かったこと。これは屋外延長コードで多少はなんとかなるけども。
現在は、観察用のネットワークカメラと、暖房用の保温電球のために電源を確保している。
これらのデメリットを加味して思案すると、新たな鶏小屋設置場所の条件が思い浮かんできた。
【新たな鶏小屋の条件】
・日当たりが良い
・屋外コンセントから比較的近い
・様子が見やすい
・(今後)改良・拡張がしやすい
・水はけが良い(土が乾燥している)
・草が生えている
色々鶏小屋建設予定地を考えてみた。良さそうな場所はあっても、すでにプロパンガスが設置されていたり、水道メーターが埋設されていたりする。
そうなるともう、一つしかないかあ。
それは、山小屋の前面。もっとも日当たりが良い場所の一つ。
山小屋自体は南西方向を向いている。
夏の暑さを懸念して、最初の時に却下した場所だったんだけど。
もし猛暑が厳しくなったら、日陰である今の鶏小屋に移せばいいかな。
山小屋の前面は道路に面しているけど、交通量はほとんどないから、あまり関係はないだろう。
問題は数メートル行くと道路に落ち込むような感じで急傾斜になっているから、放牧場はそんなに広くは確保できない。でもそこは、後で色々手の打ちようはあるし、それは後で考えることにしよう。
とりあえず鶏小屋建設場所の条件でもっとも大切なのは、日当たりだと思った。
あ、あと一つ思ったのは、リヤカーの上に鶏小屋を作って、冬は日当たりの良い場所に置いて、夏は涼しい場所に移動させればいいかなとも考えた。
ただ、リヤカーって買うと意外と高い。これは知らなかった…。 残念。
それに軽トラがないと運搬できなそう。
移動式鶏小屋は面白そうだけど。