みなさん、こんばんは。一城ひとまです。
山小屋は屋根が完成すれば、もう住める。そう思っていた時期が自分にもあった。
でもそれだけじゃあ、快適には住めない。
山小屋の屋根が完成しても、雨が降った後、地面のはね返りで、
軒下が泥だらけになってしまうことがよくあった。
そこで、雨どいを作ることにした。
今後雨水タンクを設置する時にも、雨どいがあった方が効率的だし。
雨どいの作り方は知らなかったので、ネット検索で情報を集めた。
しかし、あまりよく分からない…。
実際にホームセンターに出向くと、雨どいパーツ売り場に、
雨どいの図や、実物モデルがあったので、これを参考にして、購入パーツを決めた。
パナソニックのメーカーものは少し高めだったので、安めのパーツを購入することにした。
雨どいの方は作り方さえ分かってしまえば、
後はパーツをつなぐだけなので、さほど難しくなかった。
パーツの長さと屋根の幅に合わせるために、
パーツの一部をカットする必要があったけれど、これもそんなに難しいことではない。
プラスチックの雨どいなので、プラ用ノコギリで簡単に切れた。
雨樋は二つに分けられる。
横に設置する【軒とい】
縦に設置する【縦とい】
屋根から落ちる雨を軒といで受け止め、傾斜を伝って、縦といから流れ落ちる仕組み。
◆雨どいの設置方法
①軒とい金具の位置決め
②軒とい金具の設置
③軒とい設置
④集水器の設置
⑤縦とい金具の設置
⑥縦とい設置
こんな流れで作っていった。
①軒とい金具の位置決め
雨どいは水平に設置してしまうと、水が流れないので、緩やかな傾斜を付けて設置する必要がある。自分は、1mにつき1cmの傾斜を付けて設置をした。
最初に、取り付け予定場所の両端にビスを打ち、水糸を張って、目安の線を作った。この線上に雨といを設置すれば、自然と傾斜がつくという算段。
②軒とい金具の設置
軒とい金具は二種類売っていた。差し込み型とビス留め型。自分はビス留め型を買った。これを軒下の鼻隠し材(横板)に設置する。
③軒とい設置
軒とい一本の長さが確か180cmくらいだったかな。
軒といは、端っこにフタパーツを付けることもできるし、専用の接続パーツでつなげることもできる。
軒といの方は設置、完了!
④集水器の設置
集水器とは、雨を集めて、縦といに流し落とすマスのこと。
これは最初どう設置すればいいのか分からなかった。
ギリギリ端っこに設置しても良かったけど、
カットした残りの雨どいパーツ(上述)をそのまま再利用したかったので、
端っこから数十センチの位置に集水器を設置することにした。
集水器に落ち葉が入り込まないように、別売の専用網を入れて対策をとった。
⑤縦とい金具の設置
縦とい金具を2つ、小屋の壁の端にビス留めした。
どの辺りに付ければ良いのか見当がつかなかったので、
とりあえず適当な間隔を空けて付けてみた。(後日、もう1つ金具を増やした。)
⑥縦とい設置
縦といの長さを調節するためにカットする場合は、
テープを一周巻くと、カットの目安となる。
縦といは途中までは普通に設置して、
その後、曲りパーツを利用して、集水器とつなげた。
ここの作業が雨どい設置の一番のキモかな。
それでもそんなに難しくはなかったけど。
後は、接着剤が乾くまで待つだけ…。
雨とい完成!!
後日、雨水タンクを設置する関係で、一部手を入れ直すけど、
とりあえずこれで雨水の跳ね返りを防ぐことができた。
おわり