屋根作り前編(小屋作り7)

小屋作り

みなさん、こんばんは。一城ひとまです。

前回、壁パネルの立ち上げまで進めることができたので、今回はいよいよ屋根作り。

屋根はどうしようか、ここは悩んだ。ギリギリまで悩んだ。それこそ壁パネルが完成し、屋根を作る直前まで。
最初は片流れの屋根を考えていた。片流れとは、傾斜が一方方向に流れてゆく屋根のことだ。



上画像だと、吉田かつやさんや、からあげ隊長の小屋の屋根が片流れ。





だけど、自分の土地でこの片流れ屋根をやるのは色々と都合が悪く感じたのだ。それは傾斜地であり、さらに道路側近くに小屋を建てたから。

道路側に傾斜をつけたら、大雪が降った時、屋根に積もった雪が、道路の方まで流れ落ちてゆかないだろうか?豪雨だったら流れた大量の水で斜面が崩れてゆかないか?

逆に山側に屋根の傾斜を作ったら、雪が(今後作る予定の)ウッドデッキに落ちてしまう。それでは掃き出し窓からの出入りが冬の間はできなくなってしまう。

それに、片流れは一方の壁の背が高くなるから、道路から見ると実物より巨大な建築物に感じられ、悪目立ちしないだろうか?と。

色々と悩んだけど、この土地環境では、三角屋根(切妻)の方が都合が良いと思い、それを作ることに決めた。





三角屋根の図




しかしここでまた問題が立ち上がった。

セルフビルドで片流れ屋根の小屋を建てた情報は、ネットや本でも多いが、三角屋根の方は情報が少ない。これで困ってしまった。だから屋根作り中は、少し作っては考え、考えては少しずつ手を入れて、という感じで試行錯誤しながら作っていくハメになった。




作業工程は独自のものもあるからあまり参考にならないと思うけど、自分は次の手順で屋根を作っていった。





【三角屋根作りの手順】

①屋根トラスを作る

②屋根の主軸となる「棟木(むなぎ)」を入れる。

③屋根の骨組み「垂木(たるき)」を作る

④野地板(合板)を貼る

⑤破風板(はふいた)・鼻隠し板を打つ

⑥防水シートを貼る

⑦屋根材の下張り材を打つ

⑧屋根材を貼る(オンデュリン・クラシックシート)

完成!!


とまあ、おおまかにこんな感じ。では一つ一つ流れを追ってゆくとしよう。





①屋根トラス

巨大な屋根を支える土台となる屋根トラス。調べてみると色々なトラスの形状があったので、どんな形が良いのか悩んだ。そこで、ひとまずシンプルな土台だけ作って、②の棟木を取り付けてから、その後にちゃんとしたトラスを組んでいくことにした。



壁パネルの真ん中に土台を建てる




②棟木(むなぎ)入れ

屋根の小屋組みの頂点を支え、主軸となる「棟木」は、2×4材よりも頑丈な2×6材を使った。一本では長さが足りないので、二本を専用金具で繋いで使用した。

屋根の主軸となる2×6材。

一本じゃ長さが足りないので、専用金具で中継ぎ



2×6材の棟木を元に、斜めの支えを加える。長さや角度は現物合わせ。

棟木以外の骨組みは、2×4材を使用。

この状態だと不安なので、後日 補強材を入れた。






③垂木(たるき)作り

屋根の基礎となる骨組み。これは小屋の土台に脚立を立てて現物合わせで作っていった。不安定な中でビス止めするのが大変だった。腰ベルトでも用意すれば良いものを、ケチって用意しなかったので、毎回電動ドライバーやクランプの置き場所に困った。



棟木が背骨だとするなら、この垂木は「肋骨」のようなもの。



一人で垂木を支えながらビス打ちするのは不可能なため、引っ掛かりとなる木片を先に打ち込み、そこに垂木を掛けてからビス打ちした。


さらに、補強のため梁の数を増やした。

棟木を支えてるのが二つの屋根トラスだけなので、少し不安が残る。

なので、後日この梁の上にも屋根を支える補強を作ろうと思っている。



こんな感じで、屋根の骨組みの方は完成。



屋根を作っていた時期は梅雨の前だったけど、何度か雨に見舞われた。

そんな時は上画像のように、ビニールシートを紐で固定して、仮の屋根とした。それでもやっぱり隙間から結構な量の水が入って、土台を濡らしてしまった。まあこればかりはどうしようもない。






④野地板(合板)貼り

作った屋根の骨組みの上に、12mm厚の合板を乗せてゆく。

最初は屋根の傾斜角度が緩やかすぎたかなと心配だったけど、この合板張り作業でこれ以上の傾斜をつけたら、屋根は完成しなかったんじゃないかと思い知らされた。

この野地板貼りはめちゃくちゃ怖かった。屋根の傾斜が急に感じられて。

しかも何も掴まるものがない、抵抗摩擦力も少ない平らな合板の上に乗ってビス止めしていくわけだから、怖くてたまらなかった。



合板張り。写真だと角度が悪くて、平坦に見えるけど、実際は結構急。
合板の上に乗っている白いのは、なんと桜の花びら。この土地には一本も桜が生えていないし、周りにも桜の木が生えていないので、不思議に思った。


「どうして、桜の花びらが!?」


よく探してみると、この土地の道路を挟んで、向かい側に川があり、さらにその対岸数百メートルのところに、数本の桜の木を発見。こんな遠くまで花びらが風に乗って舞ってくるのかと、自然界の偉大さに驚いた。

なんと風流なことよ。

小屋の床に落ちた桜の花びら。




屋根を下から見たようす。

これまでは明るかったのに、屋根のフタをしたら、小屋が一気に暗くなってしまった。

これからはもっと暗くなるだろう。窓を多めに確保しておいて良かった。




この頃は道具をケチって、アジャスター(長さ調節)機能なしの脚立で作っていた。今思えばもっと良い脚立を買っていれば、さらに安全で、さらに効率的に作業が進められたと思う。だいぶ後悔している。

どのみち、この脚立だと外壁貼りが危険なので、つい最近(2020年8月中旬)、新しいアジャスター機能付きの長めの脚立を注文したところ。

どうせ後で買い足すハメになるなら、最初から買っておけば良かった。ケチると余計に損をしてしまう。教訓にしよう。




別の角度から見たようす。まだまだ完成ではない。この後に防水シートを貼ったり、屋根材を貼ったりしなくてはならない。でも、屋根作りを全て説明すると、長くなりすぎてしまうので、今回はこの辺で。





遠くから見たようす。遠景の巨大なスギが借景になって、迫力が増すね。


それでは続きはまた今度。みなさん、ごきげんよう!





おわり

コメント

  1. 高杉提督 より:

    ひとまさんのDYIすごい!
    屋根トラスの部分は宮大工レベルですよ。

    • harappa より:

      どんなもんだい、エッヘン!

      …と言いたいところですが、ズームアップ写真で見るとかなりひどいもんですよ(汗)
      綺麗に見える写真しかブログには載せていませんので(笑)

  2. 高杉提督 より:

    DIYでした。
    片流れの設計図のナイス!

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