外壁作り1(小屋作り9)

みなさん、こんばんは。一城ひとまです。

前回は、小屋の要である”屋根”作りまで終えたので、

これで雨が降っても大丈夫になりました。



今年2020年は梅雨入りが遅めだったので、屋根を作り終えてからも、

しばらくの猶予期間があり、続けて外壁作りを途中まで行いました。




■外壁作りの手順

  1. 窓・エアコン・換気扇の取付け
  2. 合板張り(壁パネルの時に張らなかった残りの部分を施工。)
  3. 防水シート貼り
  4. 外板の塗装
  5. 外板張り←今回は、この作業の途中まで
  6. コーナー板張り






まず、最初にことわっておきます。

ブログを書いている現在(9月初頭)でも、まだ外壁作りは完成しておりません。


というのも、引っ越しまでの日数も迫ってきていて、

先に、より優先度の高いウッドデッキや雨どい、雨水タンクを作っていたからです。


ただ、外壁作りが未完成といっても、雨が当たる部分は終わっているので、

大して問題はないと思います。

それでは外壁作りを追ってゆこうと思います。





【外壁作り】


1.窓・エアコン・換気扇の取付け


外壁を作る前に、まずは窓やウインドエアコン、換気扇の取り付けを行った。

壁パネルを作る時に、大まかな位置や寸法は決めておいた。

ウインドエアコンと窓を設置しているようす。

窓枠さえ先に設置しておけば、網戸や窓ガラス本体はいつでも差し込める。

窓は自作することも考えていたんだけど、

スムーズな開閉や網戸の設置の手間などを考えたら、

買った方が良いと判断したのだ。


何せこの小屋は趣味部屋ではなく、生活用なのだから(笑)。

使い勝手が良い方がいい。






換気扇の設置。

この換気扇も窓エアコンも、小屋作り用に新たに購入したものではなく、

以前の賃貸物件で使用していた物。

小さな小屋だから換気扇は不必要だとも思ったけど、

せっかくあるのだから利用することにした。

換気扇を後ろから見たようす。



多少の隙間があっても木材を追加すればピッタリと収まる。

こういうところは自作小屋の良いところ。







最も大きな 掃き出し窓 を設置しているようす。


高さは180cm以上ある。
後で外にウッドデッキを作り、出入りできるようにする予定。



また、この掃き出し窓を含めて、山小屋には窓が三つある。

ザックリした寸法は、


窓A(高さ100×幅170cm)

窓B(80×130)

掃き出し窓(190×180)



これらの窓以外に、玄関用の勝手口ドアにも磨りガラスの窓がついている(90×80)。





2.合板張り


壁パネルを作る時に、合板の一部は張っておいたので、
残りの部分を現物合わせでカットして、張っていった。


場所によっては、余り物の合板をツギハギして張ったりした。勿体ないので。

軒下部分の、斜めのカットがやりづらかった…。

でもうまくハマった時は気持ちよかった。





玄関(勝手口)を室内から見たようす。





合板を張ると、こんなに暗くなってしまう。

玄関ドアも含めて四つも窓があるのに、もっと明かりとりが欲しいとも思った。




エアコン部分。張ったばかりの窓はやはりキレイだ。


現在は少し汚れてしまっている。

よく昆虫が窓ガラスに寄ってくるので、ガラスが昆虫の鱗粉や体液で汚れてしまうのだ。

窓ガラスが汚れやすいのも、山林のデメリットの一つ。




エアコンの後ろのようす。



換気扇の部分も割とキレイに覆えた。





3.防水シート貼り

例の使えないタッカー(大きなホチキスのような道具)を使用 

※「屋根作り」を参照。


壁面に防水透湿シートを貼ってゆく。


ひどい時には数十回トリガーを引いて、

ようやく針が一回出てくるくらいの調子の悪いタッカーだった。

今思えば本当に買い直すべきだった…。

しかも完全に一人作業で行ったため、
防水シート貼りも少しずつ貼っていかないと、

風に吹かれたり、たるんできたりして厄介だった。


一人作業で大変なのは、ビス留めよりも防水シート貼りの方かもしれない。


傾斜地なのに、アジャスター(足調整機能)の付いていない脚立を使ったので、揺れて怖かった…。



まあ、それでも見映えを気にしなければ、
なんとか防水シートを貼ることができた。

ヨレヨレでシワだらけだけど。


この上に板を張るんだし、多少のヨレはヨシとしよう。





4.外板の塗装


実際の手順は、3(外板の塗装)と4(外板貼り)を同時に進行していた。


10枚くらい板の塗装が終わったら、外壁に張っていった。

油性防腐剤を塗布。

なるべく匂いの抑えられたものを使用した。

ただし一部、お試しで水性防腐剤も使用してみた。






外板の塗装は、最初は裏表に二度塗りしていた。

しかし、これでは防腐塗料を大量に使うし、何より時間がかかる。

そこで裏面は雨に当たらないから無塗装として、

表面だけ二度塗りすることにした。

これで大幅にスピードアップを図ることができた。

そして、塗装をしている最中に、

なんと……!

猫ちゃんを発見!

アスファルト道路でくつろいでいる。
この辺は交通量が極端に少ないからなあ。



でも、猫ちゃん発見は朗報だ。
この場所が猫の散歩コースであるなら、ネズミが寄り付かないだろうから。


むしろもっと敷地内に入り浸って欲しいくらいだ。



ネズミ対策に猫を飼うというのも、一つの手だろうけれど、

そうなると長期の旅行に行きにくくなるし、エサ代もかかるだろう。

互いのパーソナルスペースを侵さない程度の間隔で、

時々自由に遊びに来てくれるくらいの関係がいい。




後日、山林へ行く時に車を走らせていたら、

道路の真ん中で堂々と昼寝している猫ちゃんを発見した。


多分、同じ猫かもしれない。

この辺りをナワバリにしている野良猫なのかも。






4.外板張り

外板は二種類の張り方を行った。

合いじゃくりと野地板のヨロイ張り




なぜ二種類の張り方なのかというと、

最初は合いじゃくり板を買って、それを外壁として張っていったんだけど、

これが意外と値段が高い。


野地板の方が安い。

なので一面だけ合いじゃくり板を貼って、

残りの部分は野地板のヨロイ張りをした。




合いじゃくり板とは、板の両端の厚みが半分削られていて、

板同士を合わせられる加工が施された板のこと。

合いじゃくり板。

別の板を重ねられるように両端が削られているのが分かる。





ヨロイ張りとは、侍のヨロイのように、

板をだんだんに重ね合わせてゆく張り方。
こちらは普通の平板を用いる。

ヨロイ張りのようす。






合いじゃくりの方が簡単に張れるけど、

一度水平がズレてしまうと見映えが悪くなってしまうので、

そこは注意しないといけなかった。


板そのものが完全な真っ直ぐではなく、

中には反ってしまっているものがあったから。


板を張る前に、下地の用の角材を打つ方法もあったけれど、

防水シートの上に直接打ち付けるやり方をされている方もいたから、
自分は後者を選択した。


時間節約のためにも、少しでも手順を省略したかった。


一面、合いじゃくり板を張ってみた。

このままでも良かったけれど、

費用節約のために、他の三面はヨロイ張りを行うことにした。



ヨロイ張りを1面張ってみたようす。



野地板は幅12cmのものを使用したけれど、もっと幅広サイズを使えば良かったと後悔…。

野地板にはいくつかの寸法があるけれど、
近くのホームセンターではこれが最大サイズだった。

後で幅広のサイズも入荷されたけれど、

もうすで貼りつけ作業に入っていたし、途中から材の幅が広くなるのも、

統一感がなくなって、チグハグになるかもしれない。

だから、この幅の狭い12cmの板を貼り付けていった。

今だったら絶対にもっと幅の広い野地板にしていた。

倍の24cmでもいいくらい。




途中だけど、なんとか外板貼りもキリの良いところまでこれた。


未完成の上の部分は、板に斜めのカットが必要だし、脚立がぐらつくので、

新しいアジャスター付きの脚立を買うまで保留することにした。







外壁作りはここまで。

引越し後に、ゆっくりと進めてゆくことにしようか。

まだ冬が来るまでは、十分な時間があるのだから。

この後は、ウッドデッキ作りをすることになる。





おわり

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