
標高の高い山での暮らしも少し慣れてきた頃、私はメガソーラーのアルバイトに挑戦しました。広大な敷地に整然と並ぶ太陽光パネルは、最初はそのスケールに圧倒されました。
今現在は他の仕事との調整が難しくなり、昨年末で辞めておりますが、その当時の記憶を辿って記しておこうと思います。
注記
メガソーラー現場は、配置図や管理等に守秘義務が求められ、現場の写真は一切撮影NGだったため、今回のブログ記事には画像は一枚もないです。またメガソーラーに限らず、他の仕事でも最近は情報管理が厳しく、そういう理由から、再就職したブロガーやYouTuberは情報発信を辞めるのだと思います。今回は話しても問題のない部分のみ、解説します。
現場の様子
作業現場は自然に囲まれ、周囲には民家がほとんどありません。静かな環境で、鳥の声や風の音がよく聞こえます。その分、作業中は集中しやすく、周囲の目を気にせずに仕事ができるのが魅力でした。
風が吹き抜けるためか、夏場でも蚊に刺された記憶がないです。もちろん長袖長ズボンは着用していますが、それでも長い休憩時間中にも蚊に刺されなかったと思います。
1日の流れ
- 朝の集合:現場で朝礼後、装備を装着したり各々の分担された現場に分かれます。作業着は出勤時にすでに着替えています。
- 午前の作業:サーモカメラでパネルの温度異常をチェック。メガソーラーをひたすら歩くため移動距離は長いですが、マイペースに作業できます。
- 昼休憩:正社員の方は近所の食堂、アルバイトは弁当持参の傾向がありました。特に決まりはないですが。
- 午後の作業:午前の作業の続き。パネルチェックが早めに終わっている場合は、刈り払い機での草刈りか、パネル間の雑草を剪定鋏でカットします。
- 夕方:作業終了後は軽くミーティング(翌日も同じ作業の場合は、挨拶と軽い報告だけして直帰のパターンもあり)。
休憩は10時半頃と15時頃に15分間。夏場はもっと頻繁に休憩が入ります。休憩時刻は目安で、基本的にキリの良い時に休憩するパターンが多いです。
一人作業も多いので、自分のペースで休憩を取れますが、なぜか休憩しているタイミングに限って見回りがやって来ます(苦笑)。←これはもう現場あるあるですね。
この仕事を月に2日半。8月には草刈りや除草剤散布の仕事が二週間あり、正社員の方は出ずっぱりですが、アルバイトは手隙のタイミングで出勤可能でした。
体験して感じたこと
- 広大な自然の中での作業は気持ちがいい一方、真夏の暑さが大変です。
冬場も寒いのですが、着込めば済むし、動く仕事なので、自然と温まります。 - 広大な敷地で一人でマイペースに作業する場合が多いので、ストレスはほとんどなかったです。
- 蚊は少なかったですが、スズメバチに刺された人、ハンマーナイフ(乗用草刈機)が跳ねた石で軽傷を負った人はいるので、やはり気を付けないと事故のリスクはあります。一番は熱中症のリスクですね。真夏の草刈りの時期が危険です。
- 体力を使う作業が多いため、運動不足解消になって良いと思います。
- 自分は、一次下請けのアルバイトだったのですが、二次下請けの正社員の方達が言うには、アルバイトでも一次下請けで働いている方が立場が上なんだそうです。世の中の仕組みを学びました。
まとめ
田舎でのメガソーラーアルバイトは、自然の中でゆったり働きたい人、広い環境で集中して作業したい人におすすめです。
時給も高かったので、助かりました。ただ年々猛暑になっていくので、真夏がきつかったですね。でもそのくらいでした。アウトドアが好きな人にはぴったりの仕事だと思います。ただ他の作業員の方達は、普段の仕事が登山のようなものなので、登山が趣味の方はいなかったですね。