1. 使用したテキスト・問題集
『10日で受かる! 乙種第4類 危険物取扱者 すい〜っと合格』(オーム社)

最初に購入したのが上記のテキストです。購入した理由はカラーで初心者でも読みやすかったからです。

図が豊富に載っているので、初心者が概要を学ぶには適していると感じました。
サクサクと進めることができ、忙しい人でも10日間でテキストを終わらせることが可能だと感じました。
ただ、このテキストだけでは心許ないというネット情報が多かったため、後で別のテキストも追加購入しました。
『乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版』(公論出版)

次に購入したのが、過去問が豊富に載っているテキストです。
こちらはモノクロで問題集に特化していました。解説も載っています。
上述のテキストと合わせて、2冊使いで勉強すれば、安心できると思って取り組みました。
2. 勉強方法・工夫したこと
勉強の進め方
1冊目のテキストで試験範囲や試験内容など全体をザッと頭に入れて、さらに2冊目のテキストでより細部を詰めていくという方法で勉強しました。
試験がマークシート形式なので、ノートに書き写したりはしませんでした、テキストの音読と問題の回答だけをノートに記入するというスタイルです。問題の回答は1〜5までの数字の中から、1つ選ぶという感じです。(まれに複数回答の問題あり)
化学の計算問題や化学式、周期表などは無視しても良い、というネット情報もありましたが、自分は一通り勉強しました。結果的には、確かにそれらの問題は試験にはほとんど出なかったですね。出題されても簡単な問題でした。
総勉強時間
勉強時間は計測していて、50時間3分でした。
3. 試験当日のようす
試験会場の雰囲気(年齢層、人数)
受験者は多かったです。自分は土曜日に受験したのですが、用意されていた部屋にほぼ満席でした。長机にパイプ椅子。隣の席とは椅子が一つ分離れていたので、圧迫感はなかったです。
受講者は老若男女様々な人々が受けていました。女性も3割はいたと思います。なのでどのような年齢層でも気軽に受けられると良いと思います。
試験について
試験開始直後は、なかばパニック状態でした。あれだけやった過去問題と全然違う問題ばかりだったからです。問題が違うというよりも、文章が違う。全く見覚えのない問題ばかりです。なので最初はもう落ちたと思い、投げやりな気分で回答を記入していきました。いきなりマークシートの塗り潰しはせず、テキストに記入していきました。
一度全ての回答を記入して、落ち着いてから二度目の見直しをすると、問題文がクリアに見えてきました。過去問とは違うけど、求められている回答の中身が何となく予想できたのです。これはやはり勉強の”量”から来る、【読解力】だと思いました。一夜漬けだと合格は難しいのではないだろうかと感じます。
そうして徐々に平静さを取り戻して、マークシートに回答していきました。
しかし再度問題文を読み直してみると、引っ掛け問題が意外と多いことに気付きました。一見しただけでは気付きにくい引っ掛け問題です。なので、見直しをしないで退出していたら、もしかしたら不合格だったかもしれません。
試験時間について十分ありました。なので慌てる必要は全くないです。
全部で35問。4回くらい見直しましたが、それでも時間を全部使い切ることはありませんでした。
試験開始から30分くらいで退室が可能でした。自分はかなり粘って見直しをして、最後から2人目に退室しました。
4. 合格発表
合格発表の方法
合格者の発表は、試験日から三週間後くらいにネットでまず公示され、ネット発表の数日後にハガキが郵送されます。
ネット公示の際は、受験者番号が表示されますので、その受験者番号の紙を紛失してしまうと分かりません。その場合はハガキの到着を待つしかないです。

合格の感想
私は理数系が苦手で、暗記系が得意だと自分では思っていたのですが、正答率は公開されると案外逆でした。法令が一番低かったことに驚きです。
実際にこれまでは化学とかほとんど興味がなかったのですが、今回乙4の勉強をして、化学の面白さを再発見したというところはありますね。逆に法令は、あまり興味関心を感じられませんでした。
5. これから受ける人へアドバイス
時間配分は考えなくて良いと思います。計算問題で時間がかかったとしても、それでもなお時間は十分に足ります。
それよりもテキストを過信しないことですね。過去問をやったのに、初見の問題ばかりでした。なので過去問を繰り返し解くというやり方よりも、基礎知識を身に付けるという方法の方が個人的にはオススメします。もしかしたら、たまたま私が受けた回の問題だけそのようなスタイルだったのかもしれませんが。