みなさん、こんばんは。一城ひとまです。
前回は、小屋の要である”屋根”作りまで終えたので、
これで雨が降っても大丈夫になりました。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/やねけす.jpg)
今年2020年は梅雨入りが遅めだったので、屋根を作り終えてからも、
しばらくの猶予期間があり、続けて外壁作りを途中まで行いました。
■外壁作りの手順
- 窓・エアコン・換気扇の取付け
- 合板張り(壁パネルの時に張らなかった残りの部分を施工。)
- 防水シート貼り
- 外板の塗装
- 外板張り←今回は、この作業の途中まで
- コーナー板張り
まず、最初にことわっておきます。
ブログを書いている現在(9月初頭)でも、まだ外壁作りは完成しておりません。
というのも、引っ越しまでの日数も迫ってきていて、
先に、より優先度の高いウッドデッキや雨どい、雨水タンクを作っていたからです。
ただ、外壁作りが未完成といっても、雨が当たる部分は終わっているので、
大して問題はないと思います。
それでは外壁作りを追ってゆこうと思います。
【外壁作り】
1.窓・エアコン・換気扇の取付け
外壁を作る前に、まずは窓やウインドエアコン、換気扇の取り付けを行った。
壁パネルを作る時に、大まかな位置や寸法は決めておいた。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ9.jpg)
ウインドエアコンと窓を設置しているようす。
窓枠さえ先に設置しておけば、網戸や窓ガラス本体はいつでも差し込める。
窓は自作することも考えていたんだけど、
スムーズな開閉や網戸の設置の手間などを考えたら、
買った方が良いと判断したのだ。
何せこの小屋は趣味部屋ではなく、生活用なのだから(笑)。
使い勝手が良い方がいい。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ5.jpg)
換気扇の設置。
この換気扇も窓エアコンも、小屋作り用に新たに購入したものではなく、
以前の賃貸物件で使用していた物。
小さな小屋だから換気扇は不必要だとも思ったけど、
せっかくあるのだから利用することにした。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ4.jpg)
換気扇を後ろから見たようす。
多少の隙間があっても木材を追加すればピッタリと収まる。
こういうところは自作小屋の良いところ。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ1.jpg)
最も大きな 掃き出し窓 を設置しているようす。
高さは180cm以上ある。
後で外にウッドデッキを作り、出入りできるようにする予定。
また、この掃き出し窓を含めて、山小屋には窓が三つある。
ザックリした寸法は、
窓A(高さ100×幅170cm)
窓B(80×130)
掃き出し窓(190×180)
これらの窓以外に、玄関用の勝手口ドアにも磨りガラスの窓がついている(90×80)。
2.合板張り
壁パネルを作る時に、合板の一部は張っておいたので、
残りの部分を現物合わせでカットして、張っていった。
場所によっては、余り物の合板をツギハギして張ったりした。勿体ないので。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/そ1.jpg)
軒下部分の、斜めのカットがやりづらかった…。
でもうまくハマった時は気持ちよかった。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/そ2.jpg)
玄関(勝手口)を室内から見たようす。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ2.jpg)
合板を張ると、こんなに暗くなってしまう。
玄関ドアも含めて四つも窓があるのに、もっと明かりとりが欲しいとも思った。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ6.jpg)
エアコン部分。張ったばかりの窓はやはりキレイだ。
現在は少し汚れてしまっている。
よく昆虫が窓ガラスに寄ってくるので、ガラスが昆虫の鱗粉や体液で汚れてしまうのだ。
窓ガラスが汚れやすいのも、山林のデメリットの一つ。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ7.jpg)
エアコンの後ろのようす。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/えあ3.jpg)
換気扇の部分も割とキレイに覆えた。
3.防水シート貼り
例の使えないタッカー(大きなホチキスのような道具)を使用
※「屋根作り」を参照。
壁面に防水透湿シートを貼ってゆく。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/ぼ5.jpg)
ひどい時には数十回トリガーを引いて、
ようやく針が一回出てくるくらいの調子の悪いタッカーだった。
今思えば本当に買い直すべきだった…。
しかも完全に一人作業で行ったため、
防水シート貼りも少しずつ貼っていかないと、
風に吹かれたり、たるんできたりして厄介だった。
一人作業で大変なのは、ビス留めよりも防水シート貼りの方かもしれない。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/ぼ3.jpg)
傾斜地なのに、アジャスター(足調整機能)の付いていない脚立を使ったので、揺れて怖かった…。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/ぼ2.jpg)
まあ、それでも見映えを気にしなければ、
なんとか防水シートを貼ることができた。
ヨレヨレでシワだらけだけど。
この上に板を張るんだし、多少のヨレはヨシとしよう。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/ぼ1.jpg)
4.外板の塗装
実際の手順は、3(外板の塗装)と4(外板貼り)を同時に進行していた。
10枚くらい板の塗装が終わったら、外壁に張っていった。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/と3.jpg)
油性防腐剤を塗布。
なるべく匂いの抑えられたものを使用した。
ただし一部、お試しで水性防腐剤も使用してみた。
外板の塗装は、最初は裏表に二度塗りしていた。
しかし、これでは防腐塗料を大量に使うし、何より時間がかかる。
そこで裏面は雨に当たらないから無塗装として、
表面だけ二度塗りすることにした。
これで大幅にスピードアップを図ることができた。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/と2.jpg)
そして、塗装をしている最中に、
なんと……!
猫ちゃんを発見!
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/と1.jpg)
アスファルト道路でくつろいでいる。
この辺は交通量が極端に少ないからなあ。
でも、猫ちゃん発見は朗報だ。
この場所が猫の散歩コースであるなら、ネズミが寄り付かないだろうから。
むしろもっと敷地内に入り浸って欲しいくらいだ。
ネズミ対策に猫を飼うというのも、一つの手だろうけれど、
そうなると長期の旅行に行きにくくなるし、エサ代もかかるだろう。
互いのパーソナルスペースを侵さない程度の間隔で、
時々自由に遊びに来てくれるくらいの関係がいい。
後日、山林へ行く時に車を走らせていたら、
道路の真ん中で堂々と昼寝している猫ちゃんを発見した。
多分、同じ猫かもしれない。
この辺りをナワバリにしている野良猫なのかも。
4.外板張り
外板は二種類の張り方を行った。
合いじゃくりと野地板のヨロイ張り。
なぜ二種類の張り方なのかというと、
最初は合いじゃくり板を買って、それを外壁として張っていったんだけど、
これが意外と値段が高い。
野地板の方が安い。
なので一面だけ合いじゃくり板を貼って、
残りの部分は野地板のヨロイ張りをした。
合いじゃくり板とは、板の両端の厚みが半分削られていて、
板同士を合わせられる加工が施された板のこと。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/と4-1024x820.jpg)
合いじゃくり板。
別の板を重ねられるように両端が削られているのが分かる。
ヨロイ張りとは、侍のヨロイのように、
板をだんだんに重ね合わせてゆく張り方。
こちらは普通の平板を用いる。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/よ6.jpg)
ヨロイ張りのようす。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/そ2-1.jpg)
合いじゃくりの方が簡単に張れるけど、
一度水平がズレてしまうと見映えが悪くなってしまうので、
そこは注意しないといけなかった。
板そのものが完全な真っ直ぐではなく、
中には反ってしまっているものがあったから。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/そ1-1.jpg)
板を張る前に、下地の用の角材を打つ方法もあったけれど、
防水シートの上に直接打ち付けるやり方をされている方もいたから、
自分は後者を選択した。
時間節約のためにも、少しでも手順を省略したかった。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/か1.jpg)
一面、合いじゃくり板を張ってみた。
このままでも良かったけれど、
費用節約のために、他の三面はヨロイ張りを行うことにした。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/よ5.jpg)
ヨロイ張りを1面張ってみたようす。
野地板は幅12cmのものを使用したけれど、もっと幅広サイズを使えば良かったと後悔…。
野地板にはいくつかの寸法があるけれど、
近くのホームセンターではこれが最大サイズだった。
後で幅広のサイズも入荷されたけれど、
もうすで貼りつけ作業に入っていたし、途中から材の幅が広くなるのも、
統一感がなくなって、チグハグになるかもしれない。
だから、この幅の狭い12cmの板を貼り付けていった。
今だったら絶対にもっと幅の広い野地板にしていた。
倍の24cmでもいいくらい。
![](https://hitotoma.com/wp-content/uploads/2020/09/よ1.jpg)
途中だけど、なんとか外板貼りもキリの良いところまでこれた。
未完成の上の部分は、板に斜めのカットが必要だし、脚立がぐらつくので、
新しいアジャスター付きの脚立を買うまで保留することにした。
外壁作りはここまで。
引越し後に、ゆっくりと進めてゆくことにしようか。
まだ冬が来るまでは、十分な時間があるのだから。
この後は、ウッドデッキ作りをすることになる。
おわり