今朝、鶏小屋を確認してみたけど、卵らしきものは見つからなかった。
今日でニワトリが山小屋に来てから、3日目の朝。
確認中、藁を敷いた寝床に鶏糞がついていたので、それに触れてしまった…。
ざっと鶏小屋を見渡してみても、特に変わったことはなし。
前にあげた白菜の芯が全く食べられずに床に転がっていたから、それに目をやると卵を発見した。
卵は1個だけ。
地面の上にまるで置き捨てられたかのように、卵があったから気付かなかった。
ニワトリはもっと卵を大切に扱うものだと思っていた。無精卵だとしても、大事に懐で温めているのだろうと思っていた。
でも、普通に地面に転がっていた。
割とドライなんだなあと思ったので、その泥だらけの卵を頂戴することにした。
しかし、その卵を持って山小屋に行こうとすると、ニワトリが近づいてきて、前に来る。
立ち塞がっているのだろうか…。
分からない。
でも特に悲しげに鳴くこともないので、その卵を持って通り過ぎた。
ニワトリは無反応。
それとも諦観なのだろうか。
考えすぎかな。たかが卵一つもらうのに、胸が傷んでいたら、厳しい山小屋暮らしでは生きてはいけない。
どうせ有精卵じゃないし、この卵からヒヨコが孵る確率は0%…のはず。
ニワトリを買ってきた農場で、他の雄鶏と交尾してなければ。
卵の泥を外水道で洗い流す。
完全には綺麗にならない。
泥なのか、それともほんのごくわずかな卵自体の模様なのか。
この卵を食べるのか…。
ニワトリ育てるのは初めてなので、どこか生生しい。
これが命をいただくってことなのか。(無精卵だけど)
いきなり生卵は難しいので、明日目玉焼きにして食べよう。