土台作り(小屋作り5)

こんばんは。一城ひとまです。

梅雨も明けて暑い8月がやってまいりました。一年のうちで最も暑い時期です。

小屋作りにとっては大変な季節です。

みなさんも、熱中症にはくれぐれも気を付けて、猛暑を乗り切りましょう。





さて、今回は「土台作り」の話。



前回、基礎石(羽子板付き束石)を設置したので、今回はこの基礎石の上に土台を作ってゆきます。


土台を作る前に、お試しで買っておいた防草シートを地面に敷いた。半分も敷けていないけど、わりと値段がするから、買い足しはせず、足りない部分は後で廃材の板などを敷いた。何も敷かないよりはマシかなと。

それに、床下に道具を置く時に、板等があった方が汚れなくて済むし。





次は、基礎石の上に基礎柱を立ててゆく作業。

基礎柱は、2×4材を2枚重ねて、4×4材と同じ厚みを出した。

傾斜地なので、水平を作るために、基礎柱の長さはそれぞれ長短が違ってくる。最も低いところと最も高いところで、最大1mの差ができた。でも傾斜地だから水ハケも良くなるだろう。








基礎柱が立ったら、この上に小屋を建てる土台を作ってゆくのだけど、今回は「サンドイッチ工法」というやり方で土台を作ることにした。

小屋の土台を作る場合、大きく分けると、2種類の土台の作り方がある。




それが

・大引き工法

・サンドイッチ工法

どちらを選ぶかは作り手によって好みが分かれるし、他のBライファー(小屋暮らし人)もマチマチだ。

本によると、サンドイッチ工法の方が、初心者向きだということで、自分はそちらを選んだ。

ここで、二つの工法を見比べてみよう。






【大引き工法】

こちらは後に作ったウッドデッキ

基礎柱の上に直接、土台の材を敷く方法。基礎柱自体で水平を作る必要がある。





【サンドイッチ工法】

基礎柱を板材で挟んで(サンド)、その板材で水平を作る方法。

サンドイッチ工法なら、基礎柱の水平がアバウトでも、板材で補正が効くので、気が楽だ。

基礎柱ではなく、サンドした板で水平を調整しているようす

ここでも安くて手に入りやすい2×4材を使用した。







基礎柱をサンドイッチ工法で水平をとることができたら、
後は、周りを囲むように板を打つ。









サンドイッチ工法の土台ができたけど、さらに強度を高めるため、根がらみという補強材を入れた。これがあると、揺れや歪みを防ぐらしい。

これで、サンドイッチ工法の板を支えることがでるし、基礎柱同士も繋がり、安定感が増したと思う。




根がらみ材(補強材)を入れて、サンドイッチ工法の横軸が安定したところで、今度は縦軸の板を入れる。
これで、土台の骨組みが「田の字」のように、格子状になった。




骨組みができたので、ようやく床となる合板を打ち付ける。合板1枚がちょうど畳1枚のサイズだから、合板12枚で、12畳の面積。広々として心地いい。


最後の方は板で骨組みが隠れてしまうので、ビスを打つ位置に注意!




完成!!






いや、まだだ!まだ終わらんよ!






さらにこの板の上に枠を作り、今度は断熱材を入れてゆく。

二重床にして、断念材を入れれば、真冬の冷気にも耐えられるだろうという算段。


もう何ヶ月も前の出来事だから、記憶もあやふやだけど、多分1×4材で枠を作ったと思う。




断熱材はスタイロフォームとカネライトフォーム。ホームセンターにより取り扱っている物が違っていただけで、材質は似たようなものだと思う、たぶん。どうせこの上に板でフタをするわけだし、断熱材の違いなど微々たる影響だろう。

断熱材を少しでも無駄を出さないように、パズルのようになっている箇所も(笑)





断熱材を敷き詰めた後に、合板でフタをする。今度はOSB合板という味のあるデザインの合板を使った。

木片をプレスして作られたため、独特の模様がかっこいいOSB合板。

このOSB合板を床にしたら、掃き掃除をした時、ゴミなのか、板の模様なのか見分けがつかなくて困る…。

後、塗装しづらいというデメリットもある。

でもまあ、かっこいいからヨシ!




これにて土台の完成!




水平な床ができると、一気に人工物感が増す。

何もない大自然の中に、ちゃくちゃくと小屋ができつつある感じがして嬉しかった。

それに今後、寝転がっても汚れずに休憩できるということで、気持ちも楽になった。道具を置く面積も飛躍的にアップしたし。





まだまだ暑い夏が続きますが、みなさんも無理をしすぎないように、マイペースでDIYなどを楽しんでゆきましょう!

無理してケガや病気、事故にあえば、かえって時間のロスが大きくなってしまいます。

こういう時こそ、急がば回れ!



それじゃあ、また次回のブログでお会いいたしましょう!

お相手は、一城ひとまでした。

じゃね〜♪





おわり

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