ニワトリのお墓

はじめに

先日、ニワトリが死んでしまい、そのお墓を鶏小屋の近くに建てました。
原因は不明ですが、考えられるのは野生動物に襲われたことだと思います。





行方不明事件

9月のある雨の日に、放し飼いにしていたニワトリが夜になっても鶏小屋に戻ってきませんでした。不安ではありましたが、前にも鶏小屋に戻って来ないことがあったので、そこまで深刻な事態ではないと思っていました。

ニワトリを飼い始めた頃は、山小屋の床下で一晩過ごしたり、ある時は屋外の給湯器の上に止まっていたこともありました。なので今回もきっとニワトリの気まぐれで、どこか別の気に入った寝床でも見つけたのだろうと気楽に考えていました。

しかし翌日の朝になっても、ニワトリが戻ってきません。山小屋の周囲を探してもニワトリは見つかりませんでした。


しかし、昼過ぎに出かけようとしたら、朝に探したはずの道路上でニワトリのなきがらを見つけました。

色々な理由が考えられますが、やはり放し飼い中に野生動物に襲われたのが原因だと思います。

なぜ朝に探した時は見つからずに、昼になって見つかったのかは謎ですが、おそらく野生動物が運んだのでしょう。



これまでニワトリを3羽飼っていたのですが、去年の5月頃の朝方ニワトリが1羽行方不明になり、その翌日にさらにもう1羽行方不明になりました。それから数日後に最後の1羽がテンに噛まれているところを発見して、テンを追い払って助け出しました。それが去年の話で、もう1年以上野生動物に襲われることがなかったので、多少油断していました。

気になったのはいずれも自分が在宅の時に起きた事件です。きっとニワトリの方も油断していたのだと思います。さらに最後の1羽が行方不明になった日は、雨が降っていて、おそらく危険な音や匂いの察知が遅れたのだと思います。


ニワトリのお墓






おわりに

ニワトリは初雛(生後5ヶ月)の状態で、長野県の安曇野市にある養鶏場から購入した「あずさ」という国産品種です。


一昨年の12月末に飼い始めたので、ちょうど2歳で最初の換羽期を迎えた直後でした。サイズももう十分成長しきった大人の鳥です。そういうこともあり油断があったと思います。一度テンに襲われた時に、しばらくは防獣ネットを張った放牧場の中だけで放し飼いにしていたのですが、すぐにニワトリがネットから出たがってしまったので、しばらくしてから完全な放し飼いにしました。完全な放し飼いにしてからも1年以上は野生動物に襲われなかったのですが、ある日突然何の前触れもなく、このようなことになりショックでした。

放し飼いと野生動物対策の両立は難しいですね。


「リスクのない社会は安定した社会である。しかし同時に生き苦しい社会でもある。リスクのない安定した社会では、空気はよどみ、深いニヒリズム(虚無主義)が広がる。」(沢木耕太郎)


防獣ネットから抜け出そうとするニワトリの姿を見ていると、リスクを承知で外界を自由に歩き回りたいようすでした。
なので再びニワトリを飼ったとしても、結局はまた放し飼いになり、同じように野生動物に襲われてしまいそうな気がします。

しばらくは家畜は飼わずに、独りの山小屋暮らしを過ごそうと思いました。


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