ニワトリが家出した(小屋暮らし94日目)



新年明けましておめでとうございます!

今年もよろしくお願いします!

2021年がみなさんにとって素晴らしい年になりますように!

そして、自分自身も小屋暮らしや創作活動など、さらに充実した日々を過ごせるように頑張りたいと思います。



さて、昨日の大晦日。ニワトリが一羽家出をしてしまった…。


簡単に経緯を説明すると、10日ほど前からニワトリの雌鳥3羽を飼い始めた。

鶏小屋は様子を確認しやすいため、そして獣害が起きた時、すぐに駆けつけられるようにと、ウッドデッキに併設した場所にある。屋根付きのウッドデッキのため、日陰になってしまい冬場はかなり寒い場所になってしまっていた。(この寒さもひょっとしたら家出の要因の一つだったかもしれない…。)

ニワトリを飼い始めてしばらくしたら、運動できるようにと、防獣ネットで囲った放牧場を作った。最初はニワトリ達は放牧場内だけで十分楽しそうに遊んでいたけど、それでも数日経つと外に出たがるようになった。

ニワトリは逃げたりしないし、日が沈むと自然と鶏小屋に帰ってくるから、囲いの無い環境で放し飼いにされてる方も結構いる。

だから自分も、放牧場の入り口を開けて、ニワトリ達が自由に外を出歩けるようにしたのだ。最初は心配で外に出す時は、ずっと見守るようにしていたけど、特に心配はなさそうだった。夕方5時頃になると、ニワトリ達は自発的に鶏小屋に戻っていた。

そして次第にニワトリを監視したりせず、朝鶏小屋を開けてエサを用意してからは、自分は山小屋内で過ごし、夕方5時に鶏小屋のドアを閉めるまで、自由に山林で野放ししていた。完全な放任飼育である。

ところが、昨日の夕方に鶏小屋のドアを閉めようとしたら、2羽しか見当たらない。呼びかけても、鳴き声さえ聞こえない…。

まさか、野生動物に!?

しかし叫び声ひとつ聞こえなかった。

残った2羽はいつもより静かな感じに見えたので、ひょっとしたら仲間が獣害に遭って落ち込んでいるのかもしれない…。



それでも念の為山小屋周りを探してみた。

そしたらなんと、床下の奥で静かにうずくまっているニワトリの姿を発見!

よかった。ケガもしてなさそうだ。

呼びかけても小さな声で鳴くだけで、近付いてはこない。

ニワトリも一人になりたい時があるのかもしれない。

イジメを受けているのかもしれないし。

鶏小屋が寒いから、床下の方が暖かいと思って、ここで夜を明かそうと思っているのかもしれない。

しかし、それにしても困った。

ニワトリを飼いだして10日経つけど、まだ自分はニワトリを抱き上げることができないのだ。捕獲用のアミもない。無理に引き出そうとしたら、クチバシでつつかれるかもしれないし。

床下には、色々な端材やシートが置いてあるから、外敵から姿を隠すこともできるし、案外暖かいかもしれない。それにニワトリがいる床下の位置は、ちょうど自分のベッドの下にくるから、もし何かあって叫び声を出した時に、すぐに聞きつけることができる。寒さで凍える場合も、何かしら鳴き声を発するだろう。そう思って、ニワトリはその場に残し、2羽だけしかいない鶏小屋のドアをロープで施錠した。

心配だけど、仕方ない。ニワトリの好きにさせよう。

何か声が聞こえたらすぐに駆けつける気ではいたけど、特にそんな気配はなかった。

心配ではあったけど、いつしか自分も眠りについた。

そして翌日。


朝起きて外に出ると、最初は物音も鳴き声も聞こえなかったけど、しばらくしてから、姿を現した。良かった。特に弱っているようすでもない。

ニワトリとはなんと寒さに強い生き物なんだ。

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他のニワトリと対面した時も、特にいつもと変わったようすもなかった。
イジメの可能性も低いように思えた。今日は他のニワトリと一緒に床下で遊んでいたし。床下がどうも気に入ったようだ。冬越しをしようとブルーシートに虫が隠れていたのかもしれない(ニワトリは虫を食べる)。

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そして本日。
夕方5時にいつものように鶏小屋のドアを閉めようとしたら、3羽のニワトリがいた。よかった。きっと床下が寒くてこりごりだったのだろう。

そんな感じで、大晦日から元旦にかけて、ニワトリに踊らされるような1日を過ごした。




そうそう、ニワトリが家出中に床下で卵を産んでいた。寒かったのかちょっと白い雪模様ができている(洗っても落ちなかった)。

これでニワトリを飼いだしてから2個目の卵。

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